モンゴル
国王：チンギス＝ハーン 所有都市：オノン
スタードダッシュが肝心、速攻でモンゴル統一！
蒼き狼シリーズの主役チンギス＝ハーン率いるモンゴルは初期状態での配下の質・頭数ともに恵まれておりゲームを最も有利に進められる国の一つだ。オープニングの目標であるモンゴル統一はコーエーハンドブックに書かれた通り二年以内に達成可能といえよう。
ずばり、ゲーム最初のターンでチンギスハーン自らジャダランに攻め込む事を薦める。序盤ではゴルゴナクの都市規模も低く、兵力も少ないので予備兵力を投入される恐れも殆どないからだ。機動・連射を絡めたヒット・アンド・アウェイを心掛ければいかにジャムカ・ジェベといえど全滅できる。こうしてゴルゴナクを占領したらケレイトとの同盟が残っている間にジャダランの旧家臣を登用しながら内政する。同盟が切れたらすかさず侵攻あるのみ。今度はチンギスの他にも１、２部隊つけると相手の迎撃にも応じやすい。ジュチ、スブタイあたりがいいだろう。トオリルハーンはジャムカよりずっと楽な相手だが、稀にジャダランの旧臣が登用されていると彼らが迎撃することもあるので、過信し過ぎないように。
国力増強と並行して街道を
モンゴル統一後直後は暫く攻められることはないので内政による国力充実と街道の整備に時間を持てる。内政では、兵力と食料の確保を図り牧場と村を積極的に作り「牧童の都」が出来たら戦術所と武器工房を大量設置する。極論すれば町や工芸所はこの時点で建設する必要がない。金銭は食料を売れば入手できるし文化レベルはアイテムや交易で自ずと上昇する。街道はまず蒙古の３都市をつないだ後次の攻撃目標に向けて引いていくのが良い。他の都市を占領したら蒙古騎兵を編成するために蒙古の都市と街道を繋がないといけないが、侵攻前にある程度街道が出来上がっていれば侵攻・再軍備の時間が大幅に短縮されるからだ。モンゴルの場合、建設技能を持つ将軍が２名（クラン姫イベントで対応を誤らなければもう一人増える）いるので彼らをうまく活用すればジャダランやケレイトで統一した場合に比べてずっと早く遠征の準備が整うはず。なおPUK版では1191〜94年にボルテが男子を出産するとトゥルイと命名されるイベントが発生する。金銭が不足しがちな序盤の事とはいえ、是非とも宴を開いて発生させたい。
次の目標は金か西夏か
次の攻撃目標は金の燕京・西夏の２都市・西遼のクチャのいずれかとなるが、文化アイテム・質の良い人材を狙うなら燕京がオススメ。火砲兵は手強い相手だがここを攻略できれば以後の攻城戦は格段に楽になる。その上で金の残りの都市を抑えれば序盤は万全といえる。史実通りに最初に西夏を攻めるのは旨味が少ない。が、攻略が容易で金・南宋の文化アイテムを得た際にこれらの都市の文化を飛躍的に上げられる利点がある。いずれにせよ先に東アジアを抑える事ができればモンゴルの快進撃は止まらないだろう。