鎌倉政権
国王：源頼朝 所有都市：鎌倉、太宰府
史実より先に幕府を開設せよ
このゲームでは日本でのプレイが最も思い入れが持てるもの。その中でも最もお勧めなのがこの鎌倉政権といえよう。オープニングの目標は平泉政権を滅ぼして鎌倉幕府を開くことだが、極論を言えば僅か二ターンで達成可能。頼朝自身が全軍を武士にして攻め込めば確実に勝てる。スタート当初の平泉の兵力は四千足らずなので弓攻撃によるヒット・アンド・アウェイで一部隊ずつ潰していけば相手が源義経でも予備兵力の補充がままならず全滅に追い込まれるだろう。相手が藤原泰衡ならもっと楽に勝てるはず。
日本統一を果たしたら、まずは３都市間の街道を整備して交易できる状態を作ること。序盤は特に資金不足に陥りやすいので、平泉の金は最大限に活用したいところだ。それと最前線の大宰府、後方支援の鎌倉・平泉という各都市の役割分担をハッキリさせること。大宰府は都市の増築を優先して武士を編成可能にし、村を多めに作って兵力を確保する。鎌倉は田畑の大量造成に励み、平泉では工芸所を多くして少しでも金が増産できる様にする。なお義経と武蔵坊弁慶の主従が野に下っているなら忘れずに登用すること。彼らは自ら仕官する事も珍しくないが異国に登用されないためにもこちらから働きかけよう。
序盤のヤマは南宋との対決
開始後数年で南宋が大宰府に攻めてくることが多いので大宰府に戦闘の高い将軍を集めておく。元から大宰府にいる畠山重忠らも充分優秀だが、義経を登用できなかった場合は頼朝自身も移動させないと苦戦するだろう。南宋は都市の文化度が高く、侵攻軍も優秀な将軍が率いることが少なくないからだ。戦闘で捕虜にした敵将軍は登用に応じなければ斬首する事で侵攻の度合いを減らそう。また水軍に強い義経が配下にいるなら海上で迎撃するのも良い。大宰府の航海文化も上昇するぞ。
南宋の侵攻が一段落したら、鎌倉・平泉の物資輸送などで大宰府の軍備を整え臨安に攻め込もう。勿論、戦争のメインは義経だ。投石機は手強い存在だが混乱と城攻をもつ武将の城壁越えを上手く使えば勝てるはず。ここを攻略したらすぐさま泉州を攻略してしまえば学問の都・航海の都がほぼ得られるようになるので序盤としては大成功だ。早速太宰府と交易して日本の文化度を上げていこう。優秀な同郷将軍を得るためにも登用技能のある武将を何人か大宰府に残しておくといい。攻略については高麗の開城の方が容易だが武士が徴兵出来ない上に戦力が分散する危険がある。もし先にこちらを攻めるなら占領後は主力武将をすぐ大宰府に戻す必要がある。
世界制覇は後継者に託す
頼朝一代での世界制覇は難しいので後継者が必須だが優秀な王族が得られない場合は義経を指名するのも良い。また、若い北条泰時を婿将軍として後継させ、北条時政・義時父子を王族とするのもゲーム上では可能だ。近親過ぎる事に抵抗がないなら試す価値はある。