金
国王：章宗 所有都市：燕京、開封、会寧
大国だが課題は多い
このシナリオでは三都市を所有し火砲兵も編成可能と国力が充実している金国。だが全ての都市の内政を充実させるには人材が不足気味でしかも忠誠の低い者が多い。特に会寧にいる耶律阿海・耶律留哥はいつ出奔してもおかしくない危険な状況だ。また農耕・学術の文化もあまり高いとはいえず収入の増加や優秀な人材の確保にはしばらく苦労させられる事になる。対外戦争の前にこれらの課題をクリアしておこう。
最初のターンでは序盤の戦闘の主力になる耶律阿海・耶律留哥・胡沙虎の忠誠度を宴で上げておく。それと登用コマンドで長春真人をなんとしても配下に加える事。彼は登用技能を持つ上王子の教育係にもなる貴重な人材だ。会寧はしばらく放置しても問題ないので両耶律を前線都市に移動させよう。武器文化の高い燕京は武器工房の建設を重視し、開封は田畑と村を大量に作るといい。三都市のある華北は食糧の収穫量が少なめなので十分な収入が得られるまで時間がかかるが、せめて開封の食糧収入は8000〜10000に達するようにしたい。また、開封は特産品の質が高いので文化技能をもつ章宗みずから交易ユニットになって文化アップに励むのもいいだろう。人材に余裕ができたら会寧との街道を整備し戦術アップの交易を行う準備をするといい。
対モンゴルに備えて中国統一を！
対外面では南宋・西夏と同盟が結ばれているが期限切れによる更新は必要ない。当面の敵になる南宋は序盤こそ武人が不足しているが高い文化度により優秀な架空将軍が輩出しやすいので軍備が整い次第仕掛けたい。街道が整備されているので攻略ルートは首都・臨安→泉州か泉州→臨安のどちらも可能。前者は臨安に集中する主戦力との戦いになるので金の現有戦力ではやや厳しい戦いになる。臨安を包囲しても属領からの援軍から攻撃されるので十分な戦力が必要だろう。それでも臨安攻略後は国王・孝宗を斬首すると泉州攻略が楽になり妃の数も増やせる上、泉州攻略後は文化アイテム・朱子学の入手で臨安が学問の都になるので見返りは十分だ。泉州の将軍の戦闘力が低い場合は後者が有効。臨安を迂回した狩猟騎兵で泉州を攻略して南北から臨安を挟み打ちにすれば前者よりも少ない戦力でも十分戦えるだろう。しかしこの場合は妃や都の称号に関するメリットが失われる。内政が整うまでに戦闘向けの人材がどれだけいるかが選択の分かれ目になるだろう。COM担当の南宋は太宰府を攻撃する事が多いのでその隙をつければ理想的なのだが…。
南宋滅亡後は日本の二政権と高麗・李朝を攻略して東方を固めておきたい。仇敵・モンゴルへの対策としてはジャダランに資金援助をしてモンゴル地域の紛争を長引かせるのが有効だ。その間にモンゴル方面への街道を整備し燕京を武具の都にしておこう。1205年には文武の逸材・耶律楚材と完顔陳和尚が登場するが、それまでに対モンゴルの準備を完了させたいものだ。