西夏
国王：仁宗 所有都市：興慶、敦煌
一見、恵まれているが…
シナリオ１にのみ登場する西夏は2都市を有して人材面でも王族・親族に恵まれている。が、所有都市の興慶・敦煌はいずれも文化が低く最初からいる人材もその殆どが高齢だ（特に李仁友はゲーム開始一年後に死亡することが多い）。西夏の将来は若く優秀な国王・仁宗の甥・李安全と将軍アジャ＝ガンボの活躍次第といえよう。
序盤は王都・興慶の内政充実から始める。李安全とアジャ＝ガンボの登用技能を活用すれば開発人員の数は早めにそろえられる。興慶は建築文化が低く砂漠が多いので施設建設がはかどらないが、それでも牧場と村を優先的に作り続けていけば5〜6年で戦力は整えられるはずだ。騎兵が編成できない敦煌については本格的な開発は後回しで構わないし興慶の人材が不足しているなら登用した人材の何人かを送ってもいい。ただし増築・村建設などである程度の防御力は確保しておこう。なお興慶〜敦煌で交易すればこの2都市でも田畑・大学以外の全施設が建設可能になるぞ。子作りについては仁宗一代の間は一切行う必要はない。仁宗は食糧売買と登用した人材の忠誠確保が仕事だ。
将来の大敵に備え、まずは華北の統一！
興慶の軍備がそこそこ整ったら敦煌の王族・李純祐と親族・李安全をここに移動して狩猟騎兵を編成させる。攻撃目標は金の開封・吐蕃のラサ・西遼のクチャのいずれかとなるが軍の移動しやすさと文化アイテムの魅力を考慮すれば最も有効な作戦が何かは言うまでもないだろう。李純祐・李安全の騎兵で開封を急襲する際には守将の親族・衛紹王より火砲兵に用心する事になるが衛紹王は智謀が低いので混乱コマンドを活用すればいい。李純祐・李安全も機動を持っているので騎兵の高い機動力で一気に勝負を付けてしまおう。
開封占領後は南宋と同盟し金打倒に一直線だが、この間に国王・仁宗が死亡する事が多い。仁宗の子・李純祐に後継させると従弟にあたる李安全が一般将軍に格下げされる上「国王が高齢で後継者がいない」危険な状態になってしまうので（ゆえに譲位コマンドも薦められない）、ここは無理してでも李安全に後継させよう。世代交代の際には異郷将軍のアジャ＝ガンボの動向と同盟の消滅にも対処する必要がある。燕京を占領したら敵国王の章宗を処断して衛紹王に後継させれば金滅亡後に妃がもう一人増える。金との戦争は遅くとも耶律楚材・完顔陳和尚が登場する1205年までには決着をつけ、その後はモンゴルのチンギス＝ハーンがどの程度勢力を広げているかによって北進か南進かを決めていこう。