ヒンドゥー諸王朝
国王：クローットゥンガ 所有都市：カリカット
北インドのイスラム勢との対決はこのシナリオが有利。
史実ではイスラム勢力のインド浸透を許したせいか北インドの勢力よりも劣る傾向の強いヒンドゥー諸王朝だがこのシナリオに関してはそうでもない。プリトビラージャをはじめ３人揃って能力は高く加えてデリーには王族が存在しないため早い段階で攻勢に出ることも不可能ではない。とはいえデリーとカリカットの距離は離れているうえに街道が整備されていないため、後々の戦略を楽にするには事前に準備した方がいいのも事実である。
内政についてだが、バッラーラを人材登用に専念させて頭数を揃え、まず田畑開発を行い安定した食糧収入を確保。カリカットは医術・芸術・航海文化がやや高いが、食糧収入が安定した後は製材所を集中的に建設することを薦めたい。建築レベルを上げておけば施設の建設速度を速めることができインドで必須となる街道整備も容易になり、加えて台風対策にもつながるからまさにいいことずくしだ。もっとも美術工房の場合は全世界を通じて高いレベル（ゲーム開始時で第五位）にある芸術レベルをさらに高めることができるので状況次第では芸術の都にする事もできる。医術レベルに関してはデリーの方が医術レベルが高いため、早めにデリー攻略を目指す場合はデリー攻略後に伸ばした方が無駄なく上げられるだろう。ただし移住を繰り返しつつじっくりと勢力を拡大する戦略を採る場合は病院建設は選択肢の一つとなるが…。
遠征に関しては、基本的に最初の遠征目標はデリーとなる。デリーには名将アイバク・キルジーが存在するものの、異郷将軍のため兵力は少ない。ある程度街道を整備した段階で国王クローットゥンガとプリトビラージャ中心に攻勢に出よう。ごく希にゴーリーがデリーに移動してくることがありその場合は厳しい戦いになるが、それでも親族将軍なので兵力差を活かした戦い方で勝機はあるはずだ。デリー攻略後は速攻を仕掛ける場合は中央アジア方面に進出して宿敵ゴール朝から攻略したい。能力の高いギヤース・ゴーリー兄弟の存在が厄介だが、象兵の破壊力を生かして対処したい。ゴール攻略後は象兵を編成できるゴールを起点にすればアジアのイスラム勢力に対しては象兵を活用できるだろう。逆にじっくり進める場合は開発エリアの広いデリーで複数の都を目指すといいだろう。少なくとも学術・武器・医術のうち２つの都を兼ねさせることができよう。
なお、クローットゥンガはそこそこ長生きするが後継者に関しては早めに確保しておいた方が無難。娘が生まれた場合はプリトビラージャに嫁がせるとプリトビラージャ率いる象兵部隊の破壊力が更に増すだろう。
原案：あおぴん様