西遼
国王：チルク 所有都市：ベラサグン、クチャ
国王の非力は配下でフォロー
シナリオ１にのみ登場する西遼は所有都市こそ２つだがいずれも文化が低く、国王チルクの能力もあまり高くない。幸い、配下の将軍達はそこそこ使い勝手がいいので忠誠さえ高めておけば当面の敵となるホラズムとの対決で十分戦力になるはずだ。国王がイスラム文化圏に所属しているのは史実と異なるがゲームを進めるうえでは好都合といえる。
序盤の内政では首都ベラサグンの発展に尽力しよう。牧場と村を集中建設するためにも農業技能のあるテギン＝オザルと沙均はベラサグンに移動させよう。人材登用は技能持ちのアルスランにまかせ、国王は宴と食糧売買に専念する。人材の集まり次第にもよるが５〜６年あれば7000〜10000の食糧収入が得られるはずだ。他の施設を建てるとしたら割合高い戦術文化の向上を図るためにも練兵所を薦める。その他の文化度についてはサマルカンド占領後に交易で上げていけばいいからだ。ちなみに属領のクチャについては戦場になる可能性も低い事だし登用した人材を２〜３人送って税収を確保する程度でいい。万が一西夏などにクチャを占領されても戦力の整った段階で奪い返せばいいのだ。
まずは打倒ホラズム
最初の山場は1197年。この年に戦闘に優れたチムール＝メリクが浪人として登場するが、割合高い確率でベラサグンで登用できるのだ。彼を配下に加えたらアルスラン・テギン＝オザルとともに狩猟騎兵を率いさせてサマルカンド攻略に出撃させよう。国王チルクもそこそこの戦闘力はあるので兵力によるフォローで出撃させてもいい。敵国王スルタン＝シャーを相手に戦うなら智謀が一番高いテギン＝オザルを大将にして攻撃し、彼の混乱コマンドとチムール＝メリクの連射を活用すれば勝機は十分あるはずだ。なお、この地にはホラズム王子・ジャラールがいるがこの時点では彼は王族扱いされておらず捕虜にすれば登用できる可能性がやや高い。そのためにもサマルカンド占領後はスルタン＝シャーを解放しておこう。
1198年頃には有能な内政官・ヤラワチが登用できる。こちらはサマルカンドで見つかる可能性も高いので登用コマンドは欠かさず実行しよう。チムール＝シャーの生存中にニシャプールを攻略するのが理想的だが、この時点ではゴール朝にサマルカンドを攻撃されやすい。ゴール朝の象部隊は砂漠に誘い込んで駱駝兵で撃破しよう。ゴール朝の攻勢がやんだらニシャプールを占領、返す刀でゴールを平定すれば序盤戦はクリアだ。…運悪くチムール＝メリクがホラズムに仕官した場合はサマルカンド攻略がかなり難しくなる。確実にチムール＝メリクとヤラワチを確実に配下にするためには1196年までにサマルカンドを攻略するのがベストだが、運に任せてチムール＝メリクを配下にしてから攻めるかはプレイヤーの腕次第だ。
ホラズムを倒した後はサマルカンドとベラサグンの内政を充実させつつ失地回復をめざして東進するかイスラム文化圏の統一を狙って西進するかを決めておこう。