キエフ公国
国王：フセヴォロド3世 所有都市：キエフ、ノヴゴロド
衰退を抑えてバルカン進出なるか
キエフ公国はキエフ･ノヴゴロドの２都市を持ち、狩猟騎兵や投石機といった戦闘を有利に進められる兵科を編成できるのが有利な点だが、各都市の文化度は低めでしかも孤立しており、人材・物資の充実には一苦労させられる。南方の大国・ビザンツ帝国とは友好関係にあるが同盟期限を過ぎれば戦闘になる可能性が高い。色々と問題の多い状況であるが、まずはキエフの守りをしっかり固めよう。
キエフ公国には登用技能を持つ人材がいないので開発人員の確保が難しい。国王フセヴォロド3世は子作り・登用に励み早い段階で王族を数名つくっておく事。またキエフ開発を優先するためノヴゴロドから政治・戦闘の高いヴォロジスラフを移動させよう。キエフの内政は牧場・村建設を最優先し（ルーシ地方は田畑の生産効率が悪いため）、ビザンツ帝国の攻撃に耐えられる戦力を整える。建設技能をもつロマンにはキエフ〜ノヴゴロド間の街道敷設を担当させよう。交易が可能になれば金銭収入もなんとか安定するだろう。ビザンツとの同盟は開始二年で終わってしまうが再締結の必要はない。交易するにも街道敷設の準備がいるし、ビザンツ側から破棄される可能性も高いからだ。
元友好国が第一攻撃目標
開始から数年でビザンツから攻撃を受ける事になるが、テオドルスや文化度の高いコンスタンチノープルで登用された架空人材を相手にするため自軍の主戦力となるイーゴリ公やヴォロジスラフをしても苦戦する事が少なくないが、イーゴリ公の騎士部隊を中心に出来る限り野戦で数的優位を確保して撃退したい。投石機があるとはいえキエフでの籠城戦は都市の疲弊を招くので得策ではない。また黒海を渡って攻めてくる敵ユニットもたまにあるが、こちらは水軍Bのヴォロジスラフで対処しよう。撃破したビザンツの有能な将軍を何人か配下に加えたら撃退も楽になる。大軍を率いる王族将軍が成人すれば最初の難関はクリアしたといえよう。人材の数に余裕ができたら何名かをノヴゴロドに送り、ここを補給都市にしておこう。
王族が成人して戦力が充実してきたらこちらからコンスタンチノープルに攻め込むことになるが、状況次第ではアイユーブ朝がアッバース朝を滅ぼした後にビザンツを攻撃してくる可能性がある。そうなったら混戦を避けるため一旦アイユーブ朝とは同盟を結んで敵をビザンツに絞ろう。先にアイユーブ朝にコンスタンチノープルを攻めさせ疲弊した同市を投石機部隊で一気に攻略するのが理想パターンだが、アイユーブ朝に先に占領されたら目も当てられない。ここは自力で占領できる戦力を整えて攻め込もう。コンスタンチノープル攻略後はここを首都にしてアイユーブ朝と戦う事になるが、先にペストを占領して十字軍を編成可能にしておこう。