元
国王：フビライ＝ハーン 所有都市：大都、会寧、敦煌、成都、カラコルム
このシナリオの大本命。果たして一代での統一は？
所有都市（５つ）も血縁将軍（５名）もこのシナリオでは最多、将軍の数・質もかなり優れており、文句なしの大本命である元王朝。国王フビライ＝ハーンも高齢とはいえかなりの余命があるので一代での統一も夢ではない。じっくりゲームを進めても世界制覇には問題ないが、フビライ没後の世代交代で生じる領主独立や異郷将軍の忠誠度低下のハプニングに足元を取られる事も覚悟しなければならない。それがいやなら是非フビライ存命中の世界制覇に挑戦したいものだ。
序盤の内政は、首都・大都の発展をまず優先させたい。高い武器・戦術文化をさらに向上させて武具・軍人の都を完成させよう。金銭収入を効率的に増やすためにもまずは武器工房を優先的に作るべきでその次に田畑と村、練兵所はその後でもいい。フビライと史天沢の登用技能を生かして人材を多く集めるのは言うまでも無いが、最初は他の都市からも優秀な人材を移動させる事も考えていい。その他４都市の中では同郷将軍を登用できるカラコルムと工芸レベルの高い成都は発展させる価値があるが、残りは拠点として重要とはいえないので内政も後回しでいい。首都に優秀な人材を集めたのをカバーするため各都市の領主は毎ターン登用を行い人材を集めること。登用技能を持つ領主がいないので集まりは良くないがやれるだけのことはしておこう。交易も積極的に行うといい。
中国統一の道のり
戦争における最初の目標はオープニングで示された様に南宋の攻略である。文化の高い南宋の各都市を早めに抑えておけば国力は飛躍的に上昇するはず。あまり内政に時間をかけていると国力の高い南宋から先に攻撃されることもある。撃退するのは問題ないが長引かせたくないならある程度の軍備が整った時点で速攻をかけたい。ただしこのシナリオの南宋は呂文煥や文天祥といった優秀な将軍も多いだけにこちらも精鋭をもって挑みたい。戦闘力のあるアジュや大兵力を使える王族将軍を大都に移動させておくといい。最初の目標・襄陽は騎兵が編成出来ないので都市の包囲も簡単に出来る。武器レベルの高い大都からバヤンらの蒙古騎兵を出すと共に成都からも歩兵で側面援護するといい。この地の将軍はかなり優秀なだけに、より確実に勝つなら包囲後に火砲兵で攻撃するのも悪くない。首都・臨安は国王の戦闘力が低いため大抵は戦闘の高い同郷将軍が相手になるはず。城内の兵力が少ない分シナリオ１より攻略は容易。この２都市を占領すれば泉州の攻略は問題なかろう。ただし南宋を滅ぼしただけではオープニング目標の達成とはならない。華南を完全に統一するためベトナムの陳朝を攻略する必要があるのだ。ここは少し無理をしてでもハノイを攻撃しよう。守将陳興道は名将だがバヤンや王族の蒙古騎兵を中心に攻撃あるのみ。
オープニング目標が達成出来たら日本と朝鮮を攻略して東方を固めてから宿敵ハイドゥとの決着をつけよう。南宋や陳朝の優秀な遺臣を大勢配下にしているなら東西同時に進軍するのもいいだろう。なお日本攻略の際は臨安が水の都となっていればここから出撃しよう。海難と神風さえ克服できれば鎌倉武士は敵ではない。それと、パスパ文字のイベントのためにもチベットは脅迫で配下に加えたい。チベット攻略後にパスパを処刑してもパスパ文字は発明されるが、せめて元でプレイしている時はこのイベントは見たいものだ。国力の高まった元なら可能だろう。