キプチャク＝ハン国
国王：マング＝ティムール 所有都市：サライ、キエフ
バトゥの野望を引き継ぎ蒙古騎兵でヨーロッパを蹂躙！
キプチャク＝ハン国は異郷に本拠を構える点や血族将軍の多さではイル＝ハン国と同様だが、優秀な異郷将軍がいない点や都市の文化レベルがあまり高くない為に若干難しい印象を受ける。この弱点を序盤でフォローするにはまずバルカン半島の攻略を目標としたいところだ。
内政では牧場と村を多く作り食糧と兵数を確保する事を優先する。登用される将軍は全て異郷将軍となるのでまめに忠誠度をチェックして宴でフォローする事を忘れずに。資金に余裕がありそうなら王族つくりを兼ねるのはいうまでもない。また、忠誠度の高い異郷将軍（この場合東欧文化圏）を領主にしておけば村から徴兵される兵数が増加するので少しでも早く軍備を整えるには有効だ。将軍の数が揃ってきたらコンスタンチノープルに向けて街道を敷いておけば投石機部隊も早めに都市に接近出来るようになる。所有する２都市はすでに街道が繋がっている上、サライは戦術・武器、キエフは工芸・芸術といった異なる文化が高いので交易も積極的に行うといい。
軍備がある程度整ったら国王マング＝ティムールと王族トクタをキエフに移動し彼らや血族将軍による蒙古騎兵を中心にビザンツ帝国の首都コンスタンチノープルへ進軍。文化の高い地域の将軍は優秀な者も少なくない為迎撃されたら侮れないが、蒙古騎兵を率いる血族将軍の数的優位と複数の部隊による共同攻撃で撃破は十分可能。しかし国王以外は戦闘力がそこそこのレベルでしかないため弓攻撃による１ターンの瞬殺は難しい事も念頭にいれておこう。都市を包囲出来る態勢が出来たらマング＝ティムールの部隊を投石機中心に再編成しておく。コンスタンチノープルはアイテム効果で城の防御度が上がっているのに加え国王も王族も火攻を持っているのでこれらに対抗するには投石によるアウトレンジ攻撃が欠かせないからだ。すこし遠回りだがこの段階を経て攻撃すれば都市攻略は俄然楽になる。
コンスタンチノープル攻略後は友好度の高いマムルーク朝と同盟を結んでおけばこの地域の安全を確保して都市の開発を容易に進められるようになる。そうしておいてマムルーク朝とイル＝ハン国を戦わせている間にヨーロッパの制圧を図るといい。ヨーロッパは割合近距離で都市が隣接して街道も整備されているので投石機部隊の移動も容易で、一旦包囲してしまえば都市攻略は円滑に進むことだろう。欧州の大半を制圧した後なら地域同盟も脅威にはならないはずだ。王族や優秀な将軍が増えてきたら国王はコンスタンチノープルかナポリに落ち着いてさらに質のいい王族を作る事に励もう。ヨーロッパ制圧後はアフリカのイスラム勢力、イル＝ハン国を倒して東進あるのみだ。今度は東端のサライが最前線の都市になるので、この時に備えてこちらの内政も充実させたい。出来れば牧童・戦術の都にしたいところだ。