鎌倉幕府
国王：北条時宗 所有都市：鎌倉、太宰府、平泉
座して元寇を待つよりは積極的に大陸進出！
最初から日本を統一しており所有都市も３つと国力はまずまずだが、シナリオ１に比べて人材の質は落ち大陸の国家も強豪がそろっているので状況はかなり厳しいといえよう。国王北条時宗はゲーム上では戦闘向けの人物、史実の様に首都に座しているよりは積極的に前線で戦わせるのが良いだろう。オープニングの目標・大陸都市の占領だけなら難しくないが先を見通した戦略も必要になる。
序盤は最前線となる大宰府の軍事強化と補給都市・鎌倉の内政充実からスタート。大宰府は都市規模の拡張と村の増加、鎌倉は田畑を優先して食糧確保とする。また、どの都市も高価な特産品を持っているのでこれを生かすべく交易用の街道整備も忘れずに。そのためにも人材の頭数を揃えるのは重要なので登用技能を持つ将軍に限らず各都市の領主は積極的に登用コマンドを実行したい。可能な限り宴による登用人材の忠誠アップと王族つくりも積極的に行いたい。文化度の低さから能力はあまり期待出来ないが大兵力を扱える王族は一人でも多いほうが中盤の展開が楽になるはず。背後に敵を抱えない分シナリオ１より有利に見えるがあまりのんびり出来ないのは確かだ。国王など戦闘の高い将軍は大宰府に集結させておこう。
戦争に関しては内政スピードの点で南宋に遅れをとるため序盤は先手をとられて太宰府を攻撃される事が多くなる。大宰府での都市防衛戦にもつれる事は絶対に避けたい。防御値最大にしていても城門を破壊されたら都市規模が６に低下し武士の編成が不可能になってしまうし再建するにも増築が２箇所でしか実行出来ないので戦力の建て直しに時間がかかるからだ。相手の兵科適性を見て水戦が低いなら王族や水上適性の高い将軍で海戦をしかけて出来るだけ上陸を許さないようにしたい（遭難する可能性もあるが…）。戦闘力の高い国王も積極的に戦闘させる事になるが間違っても捕虜にならないように注意する。捕らえた敵将は登用が斬首かが妥当だがあまり南宋側の人材を減らすと逆に南宋があっさり元に敗れてさらに手強い敵と隣り合わせになる可能性もあるので難しいところだ。
最初の標的は開城か臨安か
オープニング目標である大陸都市攻略だが、南宋の臨安は他のシナリオに比べて戦闘力の高い人材が揃っているし状況次第では元の軍勢との遭遇戦に巻き込まれるので攻略がかなり難しい。無難に行くなら最初は高麗の開城が良いだろう。馬が無い為占領してもこの地で武士を編成出来ない不便さはあるが妃の出産率を上げる文化アイテムがあるし良将・金通精を配下に出来る可能性もあるので見返りはある。臨安攻略は行軍途中での海上遭難の可能性もあって難易度は高い。しかし元軍に先に攻略されたら「元寇」の悪夢を再現されかねない。その為にも開城攻略後に臨安からの攻撃が途絶えたらすぐにこちらから攻勢に出よう。敵の迎撃も考慮して国王を中心に精鋭と大軍を用意する事になり厳しい戦いになるが、金通精のような城攻と伏兵を併せ持つ将軍を配下にしているなら都市攻撃は若干楽になるはず。この地を占領出来たら元軍とも互角に戦えるだろう。