高麗
国王：元宗 所有都市：開城
強国に囲まれた状況、常道を行くか博打を打つか？
このシナリオの国王元宗は高齢で後継者は不在。加えて相変わらず強国に囲まれているうえに軽歩兵・短弓兵しか編成できないため、依然として苦しい状況にある。強国と渡り合うためには金通精の活躍が必要不可欠となるため、まず最初に金通精の忠誠度を上げること。忠誠度を上げた後は博打を打つか否かで方針が分かれるが、いずれにせよ後継者は早めに確保しておこう。
まずはオーソドックスな手は元・南宋と同盟を結んで当面の敵を鎌倉幕府を叩くことだ。施設建設に関しては食糧と兵力を揃える事を最優先して村と田畑だけにし、他の文化レベルは交易を通じて上げていこう。鎌倉幕府の人材は史実将軍以外は能力が低いため、火攻を持つ金通精が短弓兵を率いて海上で迎撃すれば大抵は勝利できるはず。ただし史実将軍の竹崎季長・小弐景資両名は水軍適正が高いため、事前に相手の情報を把握するのを忘れずに。捕えた人材は登用か斬首で相手の戦力を削り、その後に大宰府から順に攻略を図りたい。鎌倉幕府攻略後、南宋・元いずれを先に攻略するかは状況次第。度宗存命中の場合は南宋攻略の際は兵数の少ない同郷将軍が相手となる可能性が高いため、南宋の都市攻略はやや容易。他方で大都が手薄の場合は一気に大都を攻略することも選択肢の一つとなるだろう。
一方の大博打は南宋への殴りこみ。南宋には張世傑・呂文煥・文天祥といった名将が存在するが、揃って臨安以外に存在する。初期状態で臨安を攻撃すると臨安の守将は度宗か賈似道となるため、金通精の伏兵からの城壁越えを生かせば臨安を攻略できないことはない。そのため、架空将軍をほとんど気にせずにすむ初年度に金通精と金方慶で臨安攻略を仕掛ける手がある。金方慶で邪魔なユニット等を排除しつつ金通精の兵力を可能な限り温存して臨安を攻略しよう。この間元宗は大都に赴いて元と同盟を結ぶこと。友好度は低いが文化アイテムを贈呈すれば可能だ。臨安攻略後は度宗は斬らずに解放し、臨安に本拠を移して泉州を攻略して投石機を手に入れよう。泉州の守将は張世傑の可能性が高いが、運良く張世傑が城外に出ている隙を突ければかなり攻略は楽になるだろう。開発を本格的に行うのはここからで十分。臨安を農耕・学術の都にし、泉州・開城は交易で文化レベルを上げていこう。泉州攻略後は襄陽は攻略せず、南宋を元に対する防波堤としよう。そうして元と南宋が争っている間に陳朝と鎌倉幕府を攻略して背後を固め、その後南宋を滅ぼして元との決戦に臨みたい。なお、開城に関しては鎌倉幕府の攻撃が激しい場合は無理に守らないのも一つの手。失った場合でも後で取り返せば済むし元の矛先が鎌倉幕府に向く可能性にも期待できるからだ。
原案：あおぴん様