南宋
国王：度宗 所有都市：臨安、泉州、襄陽
人材充実も状況は厳しい
このシナリオでは文天祥・張世傑・呂文換と文武の名将を擁しており配下の質は申し分なく国王度宗の無能さを補って余りある。加えて３都市を支配下においており、史実では滅亡直前にもかかわらず南宋では今作最強といっても過言ではないだろう。とはいえ周囲の状況は楽観どころか厳しくなっており、ＯＰイベントの関係上ただでさえ友好度の低い強敵元との対決は避けられず、加えて鎌倉幕府・高麗・陳朝といった他の近隣諸国も人材面が強化されている。
ＯＰイベント達成条件は国王度宗の存命中に大都攻略を果たすこと。OPイベントを達成すれば文天祥・張世傑・陸秀夫・度宗の能力が上昇するためなんとしても達成したい。ただし度宗の余命は短いため、ＯＰイベント達成に向けてあまり悠長に構えてはいられない。加えて時間が経つと文化レベルの関係から元に戦闘力の高い架空将軍が出現する可能性があり、また乱戦に持ち込まれると元と違って弓騎兵を編成できない南宋はかなりの被害を被る危険性が高い。そのため、早い段階で投石機部隊中心に総攻撃を仕掛けた方が大都攻略は容易と思われる。
大都攻略は時間との戦いでもある
そのためにはまず早い段階で臨安を農耕の都にしてしまおう。また臨安の文化レベルなら学術の都になるのを待たなくとも有能な架空将軍も確保できる。彼らを確実に配下にするためにも登用技能のある文天祥は臨安に移動しておくといい。序盤から大軍を送り込むことが多少の迎撃を受けても大都包囲に持ち込めるはずだ。バヤンの蒙古騎兵を相手にする場合は苦戦を免れないので３部隊以上で先制攻撃を仕掛けたい。攻城戦では、投石機部隊のみだと国王フビライが城外に打って出てくるため、槍騎兵中心の部隊を含めた複数部隊で戦おう。出来れば智謀の高い賈似道・文天祥いずれかを大将にすればフビライ相手にもある程度混乱コマンドの成功が期待できるだろう。
大都攻略後、フビライを斬れば元には十人並みの後継者しか存在しないうえに他の王族が全て親族に格下げされるため、元の攻略難易度は一気に下がる。ただし、そのまま元攻略を続けると鎌倉幕府に背後を衝かれかねないため、当面の間は元攻略は成都程度に止めて先に鎌倉幕府等を攻略し、背後を固めた方がいいだろう。内政に関しては臨安・大都中心に長所を伸ばしたい。
なお、この間に度宗は子作りに励み、忘れずに後継者を確保すること。娘が生まれれば文天祥を婿将軍にして後を継がせればいいだろう。ただし、文化レベルの高い南宋では国王が度宗でも優秀な息子が生まれる可能性があるため、その場合は息子に後を継がせても問題はない。特にＰＵＫ版では譲位コマンドで後を継がせれば将軍の離反等を防ぎやすいというメリットもある。
原案：あおぴん様