マムルーク朝
国王：バイバルス 所有都市：カイロ、ダマスカス
恵まれた国力、でも準備は入念に。
このシナリオのマムルーク朝はシナリオ１のアイユーブ朝と共通点が多い。国王のバイバルスの能力や所有都市のカイロ・ダマスカスの文化度の高さがそれであり、初心者向けの国家の１つといえる。しかし血族将軍の質ではアイユーブ朝に劣り、東方にはイル＝ハン国のモンゴル軍が控えているので難易度はこちらがやや高いだろう。まずは国力を充実させた上でイル＝ハン国を倒しておきたい。
バイバルスは医術レベルの高い都市に所属していれば史実よりかなり長生きする。その意味でもすぐさま戦闘に走るよりは内政の充実を勧めたい。バイバルスは登用と王族作りに徹して優秀な人材を増やすようにしよう。カイロの文化度なら生まれた王族の能力はバラカやサラーミシュよりずっと優れたものになるに違いない。また、文化技能を持つ将軍が多いので大学や病院の建設もスムーズに進むはず。人材の集まり具合や災害の有無にもよるがカイロは５年後までには医術・学問・穀倉の都の称号を兼ねるくらいレベルアップさせられるだろう。ダマスカスについてはまずカイロとの街道を整備して交易可能な状態を作り、その後武器工房や練兵所をつくって将来武具・軍人の都を兼ねられる状態にする。人材に余裕が出来たら交易は文化技能を持つ者を充てて両都市の更なる文化アップに励みたい。また、優秀な人材・カラーウーンの忠誠が低いので早めに宴で対処しておこう。
最初の目標はイル＝ハン国へのジハード！
戦力が整ったらイル＝ハン国との決着をつけるべく進軍開始。イル＝ハン国の都市は街道が繋がっている事もあり連続攻略が行いやすい。そこで出撃部隊数はやや多め（７〜１０部隊以上）にして先発部隊がバクダードを攻略したら残りの部隊がすぐ次の都市・タブリーズに進めるくらいの態勢をつくっておくといい。王族将軍がいない事が多いバグダードは比較的容易に攻略できるが、モンゴルの王族が守る残りの２都市は侮れない。距離の近いタブリーズを攻撃するときは確実に都市を包囲した上で投石機部隊を使って攻撃するのがいいだろう。防御側も投石機を使ってくるので射程距離を見切るなり混乱コマンドをうまく使うなりして対処したい。タブリーズ攻略後は国王・王族を残らず処刑しておけばニシャプール攻略も楽になる。イル＝ハン国を滅ぼしたら友好度の高いキプチャク＝ハン国とチャガタイ＝ハン国とは同盟を結んでヨーロッパに転戦しよう。イル＝ハン国への遠征と平行してビザンツ帝国に向かう街道を整備しておけばより速やかな進軍が可能だぞ。
バイバルスはサラディンより若く活躍期間も多くなる事が予想されるが史実での没年を考慮すると出来るだけ医術レベルの高い都市に所属させておきたい。そのためにも文化度の低い都市の攻略は自ら行わずサポートに徹する事。ＰＵＫ版では序盤に誕生した王族の能力が満足できるものであれば譲位してひたすら前線で暴れるという手もあるだろう。