ハンガリー
国王：イシュトバーン 所有都市：ペスト
苦境からの脱出には、強硬策かそれとも慎重策か…
このシナリオのハンガリーは人材の質的低下が著しく首都ペストの文化度も相変わらず低い。物資も乏しくスタートダッシュも難しい状況だ。とるべき手法は二つ、国力差の小さいうちにコンスタンチノープルを急襲するか、内政で問題点を一つ一つ片付けて時期を待つかだ。いずれの場合もゲーム開始直後にはまず宴を開いてケーセギヘンリクの忠誠度を上げること。登用技能をもつ彼に出奔されてしまうと人材集めがますます困難になる。
序盤からコンスタンチノープルを攻める場合は国王イシュトバーンの狩猟騎兵部隊で突入する。イシュトバーンは弓適性が低いので弓矢攻撃の効果があまり期待出来ないが二回行動出来るメリットを生かそう。最初の攻防で都市に近接した迎撃部隊の撃破と城門破壊で防御力を低下させておけば予備兵力の少ない序盤なら2度目の攻撃で占領できる可能性がある。火矢・火炎放射機の火炎攻撃・敵の混乱コマンドなどで行動不能にされる危険も大きく厳しい戦いになるが、攻略に成功すれば国力は飛躍的に向上する。その後はコンスタンチノープルに本拠を移してケーセギヘンリク共々人材収集・子作りに励み、ペストは交易で田畑が建設可能になったら食糧増産に乗り出そう。ペストを食糧供給用の拠点にすればコンスタンチノープルでは建設・芸術・学術・武具の都の称号を内政だけで兼ねる事も可能だ。
内政重視でいく場合、ひたすら牧場を建て続けて財政を安定させる事になる。王族のラースローが農業技能を持つので多少は施設建設が早まるし、人海戦術で牧畜レベルを70近くにすれば13000〜15000程度の食糧は入手できるようになる。牧童の都を達成できる可能性もあるが、ある程度食糧収入が安定したら比較的高い戦術レベルを上げるべく練兵所を集中建設する事を薦めたい。他の文化レベルはイタリアなど他のヨーロッパ都市の方が高いのでこれらを占領後にと交易で上げていこう。攻撃される可能性があるとすれば神聖ローマ帝国だがこれには国王親子の騎士部隊で対処すればいい（国王もラースローも初期の弓適性が低いため）。低い文化レベルは他国との交易でも補いたいところだが初期の人材で唯一外交技能を持つラースローは智謀一桁で文化アイテム贈呈も使えないためこちらから同盟を結ぶのは難しい。近隣諸国から同盟の申し出があれば直ちに承諾しよう。最初に戦争を仕掛ける相手についてはイタリア方面の戦況次第だ。ベネチアの疲弊が激しいようならこちらを攻め取るのがいい。マルコ＝ポーロやモンテ＝コルビノを配下に出来れば今後の展開が楽になる。イタリア方面に隙が無い場合はポーランドを攻めよう。こちらは投石機が得られるのでコンスタンチノープル攻略の助けになるはずだ。