フランス
国王：フィリップ３世 所有都市：パリ
フィリップ４世登場後が勝負！
このシナリオのフランスは唯一オープニングシナリオが無い。フランスに関する劇的な歴史イベントが無い事もあるが国王のフィリップ３世自身さほど魅力の無い人物だからともいえよう。とはいえ初期の配下では戦闘が最も高いのは国王自身でそれも60未満しかないので序盤から戦争を仕掛けにくいのも事実。政治・智謀に秀でた麒麟児・フィリップ４世が成人するまでは内政に専念しよう。
とりあえず内政はそれぞれの長所を生かした開発を進めたい。ただし国王は宴で血縁者を増やす事も念頭に入れて城内においたほうがいいだろう。シナリオ１と同様に神聖ローマ帝国と同盟しておけば交易による文化上昇も望める。両シチリア王国との同盟は無理に更新する必要は無いが、友好度がかなり高いので必要とあればいつでも再締結できるはずだ。
フィリップ４世が成人する頃にはそこそこの国力が整うが人材の数の集まり次第でイギリスに対して攻勢に出られるか守勢に回るかが変わってくる。人材が多ければ騎兵を多く繰り出してロンドンを包囲する事が可能だ。敵の名将・エドワード１世が労働ユニットとして城外に出ている状況ならなお有利に進められる。イギリス側が先に攻勢に出た場合は迎撃は主に王族の仕事になる。エドワード１世と戦う場合はかなり苦戦を強いられる。この場合は捕縛したら斬首もやむをえない。敵国王ヘンリー３世は大した人物ではないが寿命が短い。後継者がエドワード１世となるとイギリス攻略はさらに難しくなるだろう。ヘンリー３世の存命中にロンドンは攻略しておきたい。
神聖ローマ帝国も強敵だ。エドワード１世等戦闘に優れた家臣がいるか攻略に自信があるなら挑戦してもいいが、家臣に恵まれていない場合は同盟を延長して先にカスチラ王国とマリーン朝を攻略する。マリーン朝を落とせば弓騎兵が編成可能になるので若干戦いやすくなるだろう。また、同盟国を素通りしてベネチア、ハンガリーを狙う手もあるがこの場合は同盟破棄の危険もあるので注意する事。ＰＵＫ版では譲位コマンドがあるので世代交代のタイミングも念頭に入れておこう。
神学大全のイベントを発生出来るか？
このシナリオでは神学大全イベントが存在するが、トマス＝アキナスを配下にしているフランスは最も発生させやすい条件下にある。それにはコンスタンティノープルを攻略して文化アイテムのギリシア哲学を入手する必要があるが、ゲームではトマス＝アキナスの寿命は史実より長めに設定されているので達成する為の時間は十分有るはず。自国に有利なイベントの一つなので是非とも発生させたいものである。