両シチリア王国
国王：シャルル１世 所有都市：ナポリ
高い文化を背景に三国志状態のイタリアを統一せよ！
前作「元朝秘史」からプレイ可能となった両シチリア王国。このシナリオに限り登場する首都のナポリは他のシナリオでのパレルモに比べ航海文化度は低下したが医術文化が９０と高く、開始数年以内に医術の都がめざせる。さらに特産品の馬を支配範囲にしているので騎士も編成可能、軍事面で優位に立てるのが嬉しい。国王シャルル１世の能力は今作では暴落し最初からいる人材の質は今一つだが、ヨーロッパでは高い文化を持つイタリアを統一出来れば大躍進が期待出来るだろう。
イタリアの都市はかなり近接しており街道も通っているので序盤から乱戦になる可能性が高い。じっくりと内政を行うにはまずイタリア統一を果たしたいところだ。しかしイタリアの他の２都市ベネチア・ジェノヴァに比べてナポリは兵士数がやや少ないし人材の質もやや劣る。そこでまずは人材収集と軍備強化を優先する。シャルル１世は登用技能があるので登用は成功しやすく、しかも首都の学術文化の高さからして質の良い人材を揃えやすい。また軍事行動を素早く起こすための兵士数の確保するために最初の１年は村を増やすのがいいだろう。軍備が整ったら国王とその息子を中心に攻撃を開始する。ナポリが馬を支配下にしている限りベネチア・ジェノヴァは騎兵を編成出来ないので都市からの迎撃部隊はすべて歩兵・弓兵となる。これらに対しては騎士を使えば有利に戦えるので都市への近接も比較的容易といえよう。
最初の攻撃目標は国王のいないジェノヴァを勧める。良将・オタカルを相手にすると厄介だが忠誠度の低い彼は城外に出ている事が多く彼より戦闘の低い将軍を相手にする可能性が高い。国王親子を中心に大兵力で撃破してしまおう。忠誠の低いオタカル親子は出来れば労働ユニットで外出している時に攻撃して捕らえて登用したい。間諜で寝返らせる手もあるが智謀の高い将軍がいないと厳しいだろう。ジェノヴァを占領したら婚姻関係のあるフランスと同盟を締結することで交易が行える。こちらの都市は農耕・建築の文化が低めなのでパリとの交易はその意味で重要だ。次の攻撃先・ベネチアは国王を相手にする分ジェノヴァより厄介だが、数回の波状攻撃で都市規模を縮小させていけば攻略できるだろう。都市攻撃に関しては智謀の低いシャルル親子では混乱コマンドが殆ど成功しないので智謀の高い将軍が配下にいるなら彼を大将にして攻撃させるといい。
イタリア統一を果たしたらしばらくは開発に専念出来る。文化技能を持つ将軍による三角交易を行い各都市の文化度を効率的に上げる一方で、ナポリは医術・学問の都・ベネチアは工芸の都を目指すといい。その間に占星術・木版印刷など文化アイテムが発明されるし運良くマルコ＝ポーロを登用出来たら「東方見聞録」のイベントも発生するのでより迅速に国力を上げられるだろう。学術レベルの上昇で優秀な人材が揃ったら史実では果たせなかったビザンツ征服に挑戦してみたい。