カスチラ王国
国王：アルフォンソ賢王 所有都市：トレド
イタリア征服が文人王にはお似合い？
このシナリオのカスチラは周囲との関係も含めてシナリオ１を小粒にした感じで、国王アルフォンソ賢王自身の能力が今一つな分こちらが不利な印象がある。編成可能な兵科が少ない現状ではマリーン朝に対するレコンキスタで厳しい戦いになるだけに、まずは文化の高いイタリア諸都市を制圧したいところ。史実でのアルフォンソは神聖ローマ皇帝位を求めて国を疲弊させてしまったが、ゲーム上では挑戦する価値は十分ある。カギを握るは智謀77のペドロ３世だ。
序盤はまずトレドの農耕文化を50以上にする。シナリオ１と比べて効率のいい役割分担は出来ないがペドロ３世の登用技能のおかげで内政用の人員は早めにそろえられるはず。マリーン朝の攻撃に備えて早めに子作りを行うのは言うまでもない。ペドロを間諜ユニットにして最初の攻略目標となるジェノヴァの将軍・オタカルとヴァーツラフに対し引き抜き工作を仕掛ける手もあるが、内政のスピードが低下するうえ失敗・捕縛された時のデメリットもまた大きい。これは一種のギャンブルといえよう。
最初の4〜5年で物資・兵力を確保したら国王とペドロを出撃させ神聖ローマ帝国のジェノヴァを攻略する。ジェノヴァの領主は九分九厘、忠誠の低いオタカルから戦闘の低いコンラートに変更されているが実際に戦う相手はコンラートより戦闘の高い架空将軍になる。攻め込む際にはジェノヴァの全将軍の能力を確認しておこう。攻撃の際はペドロを主将にして混乱コマンドを活用しよう。攻略後は西欧諸国と同盟してレコンキスタに転じるかイタリア統一を目指すかだが、ここでは混戦状態にあるイタリアの制圧がお勧めだ。騎兵を編成できないベネチアから攻撃しベネチアの遺臣を登用したら両シチリア王国のナポリ占領を目指すのが理想形だが、両国の戦力を見定めて判断しよう。ナポリを攻める際には波状攻撃で馬産地を自領に取り込んでしまえばその後の攻防が楽になる。両シチリア国王シャルル１世は智謀が低いので混乱コマンドがかなり役に立つはずだ。イタリアを統一したらラモン＝ルルら文化技能を持つ将軍を活用して交易や医術・学術文化アップに励み、改めてレコンキスタにチャレンジしたい。
イタリア占領の行動中はマリーン朝のトレド攻撃に対して受け身になりがちである。序盤に王族を作っていたら彼らに迎撃させることで対処できるが、戦力不足が著しいなら一時的にトレドを放棄する事も考えておく。極力そんな事態は避けたいものだが…。