デリースルタン朝
国王：イルトゥミシュ 所有都市：デリー
ジャラール仕官がありがたい
このシナリオのデリースルタン朝は問題点が多い。国王イルトゥミシュがイスラム文化圏に所属するため首都デリーで登用される人材が全て異郷将軍扱いになり、村から徴兵できる兵数も若干少なくなる。配下の二名も使えないレベルではないが文化圏の問題で象兵を率いるには不向き。さらにデリーではイスラム商人のイベントで特産品の馬が発見されても最初は突撃騎兵しか扱えない状況にある。
序盤は登用技能を持つ人材がいないので登用にも一苦労することになるが、１〜３年以内にジャラール仕官のイベントが発生するので彼を受け入れたらその問題は解決する。国王とジャラールで人材を集めてデリーの内政を整えたらカリカットを攻め取りインドを統一してしまおう。デリーの内政に関しては食糧・兵力を充実させるのと並行して学術レベルを優先して上げるといい。特に文化技能を持つチシュティーは高齢なのでゲーム開始直後から大学建設に専念させよう。カリカット攻めに関しては国王とジャラールの連射技能を生かすためにも象兵と短弓兵の混成部隊で攻め込むことになる。遠路な上に軍隊の移動力が低いため攻略には若干時間がかかる。二人の他にも敵の迎撃に対応する象兵部隊と補給ユニットは不可欠といえよう。
インド統一後も問題が山積み？
インドを統一したらデリーや移住で作った新都市を開発して学術・武器・戦術の各レベルを上げよう。新都市をインダス河方面に作るとモンゴル帝国を刺激しその侵攻を受ける可能性があるので要注意だ。次の進軍先はパガン朝がいい。パガンを占領すると特産品イベントで馬が発見された際に狩猟騎兵が編成可能になるので連射技能をもつイルトゥミシュとジャラールの戦闘での使い勝手が大幅に上がるからだ。それでも馬発見のイベントは運次第なので兵科面での厳しさに変わりはない。究極の対処法はデリーを武具の都にして火砲兵を編成可能にすることだが時間がかかるだけにイルトゥミシュ一代の間にモンゴルと対決できるかは微妙なところだ。イルトゥミシュが没する頃にはインド文化圏の異郷将軍が配下の大半を占める事が予想されるだけに、彼らの離反を防ぐためにも後継者にする王族はインド文化圏で育てるといいだろう。