フランス
国王：ルイ９世 所有都市：パリ
能力面では過小評価気味な聖王。が、イベントには恵まれているぞ。
この時代の国王・ルイ９世はシナリオ開始時点で１６歳と若く一代で世界制覇するには充分な時間があるのが嬉しい。国王以外は戦闘力の低い文治派家臣ばかりなのでじっくりゲームを進めようと考えがちだが、周辺諸国もかなり強力。早めに２，３都市を占領してスタートダッシュをかけよう。序盤なら国王だけで戦闘しても戦術を駆使すれば都市占領は可能だ。
当面の目標は近隣都市の攻略だが、やや距離のあるジェノヴァ・国王のいるロンドンよりは街道がつながっていて王族将軍のいないケルンを国王自身で攻撃するのを薦める。街道がつながっているので最初のターンで攻城戦に有利な十字軍を編成して攻め込めば、次のターンでケルンに隣接可能。半年以内に攻略できれば戦闘９０の猛将・ウルリヒを配下に出来る可能性が高くなる。領主のヴァルデマールは良将だが、兵力差・戦闘技能・策略を駆使すれば決して勝てない相手ではない。城壁越えの出来る十字軍をうまく使い、残りターン数次第では宮殿破壊も考えていい。ただし、この方法では運が悪いと次のターンで仕官したウルリヒを相手にする可能性もあるので、勝ち目がないと思ったら内政重視の後、ロンドン攻略に切り替えるのも手だ。攻略後はイベント発生でルイ９世の能力がアップする。その後はしばらく人材を集めた後にロンドンを攻略してパリの安全を確保しよう。ロンドンの人材は国王一族を別にすれば粒ぞろいなので一人でも多く登用したいところだ。内政技能を４つ持つグローステスト・攻城＆伏兵技能を持つロングスウォードは特にオススメ。
内政については、登用技能を持つ者が二人いるので人材集めにはさほど苦労はない。シナリオ１同様、まずは田畑を多めに作るとよい。ある程度資金がたまるとソルボンヌ大学建立のイベントが発生し、パリの学術レベルが大幅に上がるのでさらに優秀な人材を得やすくなる。これを生かして学術の都を目指すのもいいだろう。なお、1242年頃にはシャルル１世がパリで登用出来るが、ルイ９世の実弟なので親族将軍として扱える。時期がやや遅いが登用技能もあるありがたい人材だ。
このシナリオでも近隣諸国の国王はフェルナンド３世やホーコン４世など優秀な者が多いので、捕縛しても斬首しないで登用できる可能性に賭けたい。モンゴルとの対決にそなえて一人でも多くの名将を確保しておこう。