神聖ローマ帝国
国王：フリードリヒ２世 所有都市：パレルモ、ケルン、ジェノヴァ
戦力的にはモンゴル帝国の対抗馬。さて、どう動く？
フリードリヒ２世は智謀１００を誇る逸材で、そこそこの年齢だが一代で世界制覇する事も充分可能な国王の一人だ。家臣の質でも戦闘の高いエッチェリーノ・バランス型のヴァルデマール・かなりの確率で配下に出来る猛将・ウルリヒを従え他のヨーロッパ諸国を一歩リードしている。シナリオ３ではお薦めの国の一つといえる。
オープニングで示される目標はイスラム都市の攻略、最も近い都市はハフス朝のチュニスとなっているが、近くに騎兵を編成できる自国の都市が無いのでいきなり攻撃するのはやや苦しい。先にベネチアを攻略して騎兵を編成可能にし、背後を安全にしておこう。人材の少ない序盤なら国王とエッチェリーノで容易に攻略できるはずだ。その後のチュニス攻撃は戦力的にはこちらが有利だが、ハフス朝には国王以外にも戦闘の得意な王族ムンタシルがいるので此方も多くの戦力を用意したい。不安ならドイツからヴァルデマールかウルリヒを移動させておこう。これに勝利すればイベントでフリードリヒ２世の能力が上昇する。
チュニス占領後はイタリアがほぼ安全になるので内政に専念しやすくなる。首都パレルモは高い文化を誇るも開発地域が狭いのでイタリアでの開発はベネチアが中心となるが、それでも範囲は広大とはいえない。その意味でもドイツ地方の開発は重要といえる。田畑を多く作って充分な食糧を確保する事、序盤に戦う気がないならフランスと同盟して交易路の安全を確保する事はシナリオ１と同様だ。他のヨーロッパ諸国と違いイスラム諸国との仲も悪くないので、アイユーブ朝と同盟して交易を行うのも悪くない。中盤の戦略としては東欧諸国の攻略で編成可能な兵科を増やすのが第一でシナリオ１と同様だが、フランスと同盟していないのなら先にこことイギリスを攻撃する手もある。シナリオ３ではフランスもイギリスも飛び抜けて戦闘・智謀に優れた将軍がいないので他のシナリオほどは攻略に苦労しない。この場合はルイ９世やグローステストなど優秀な将軍を登用出来る可能性が高くなる。
以上、オープニング目標達成に沿った攻略法だが、このシナリオの神聖ローマ帝国は王族がいない点以外はトップクラスの国力なので、これを生かすための選択肢はいくらでもある。先述した様に、このシナリオのイギリスもフランスもあまり強くないので序盤から攻撃して潰す事も充分可能だ。いっその事オープニングの目標を完全に無視してヨーロッパ統一に邁進するのも面白い。このゲームではローマ教皇を敵に回す事は無いので思い思いの戦略を楽しんでいこう。