ノルウェー
国王：ホーコン４世 所有都市：ベルゲン
北欧一の英主を前線でフル活用せよ
このシナリオのノルウェー国王・ホーコン４世は他のヨーロッパ諸王に比べて優秀だ。登用技能のおかげで人材を集めやすいうえ戦闘スペックも高く前線に打って出られるだけの力がある。配下の二人は完全に内政向けなので序盤は国王を戦闘でフル活用することになるだろう。
最初の標的は神聖ローマ帝国のケルン。ケルンにはヴァルデマールやウルリヒなど戦闘力の高い将軍がいるとはいえ彼らは国王に比べて兵力が少なく、しかもCPUが担当した場合は忠誠度のやや低い彼らに代わって戦闘スペックに劣るアイケが領主になっていることが多い。開始直後にホーコン４世の部隊を二回攻撃が可能な軽歩兵を主体として出撃させ開始一年以内にケルンを攻略しておきたいところだ。ホーコン４世は伏兵・城攻技能を持つので野戦で迎撃されても伏兵を使えば少ない損害で撃退できるし都市攻略でも伏兵からの城壁越えを利用できる。智謀も高めなので万が一ウルリヒを相手にしても一度の戦いで勝てる可能性は十分あるといえよう。ヴァルデマールやウルリヒが労働ユニットになっていたらケルン占領の後に軍隊ユニットで捕らえて登用を試みよう。ベルゲンの内政を十分に行ってから攻め込んでも勝算はあるが兵力の増加したケルンから騎士部隊に迎撃されやすく攻略難易度が格段に上がってしまうのであまり薦められない。
ケルン攻略後は人材を集めて田畑・村を建設する一方でフランスと同盟して西側の安全を確保する。1233年頃にはルドルフ１世を登用できるので彼を配下に加えたらポーランド・ノルウェーに進軍し兵科の充実を図ろう。二国とも国王の能力はあまり高くないので国王とルドルフで攻め込めばまず負けはない。その後はさらに東のラテン帝国・ルーシ諸公国を攻めて東方を固める。ニケーア帝国が健在なら同盟と資金援助でアイユーブ朝に対する盾になってもらい、その間に英仏を攻略しよう。
この攻略での注意点は二つ。いきなり国王の離れたベルゲンの内政は半ば放置状態になるが、あまり長く続くとルーシ諸公国のノヴゴロドから攻撃される可能性もある。徹底した東進はこの憂いを絶つ意味もあるのだ。またルドルフ１世はベルゲンで発見される事も多い。確実に彼を配下にしたいならそれなりの政治力を持つスノリかスチューラをベルゲンに残しておくといいだろう。彼がロンドンかパリに流れる事態は避けたいものだ。