キプチャク＝ハン国
国王：ウルス 所有都市：サライ、キエフ
トクタミシュの無念を晴らせるか？
キプチャク＝ハン国は長所も短所もシナリオ２と酷似しているが、ティムール帝国やポーランドなど周辺諸国が強くなっているので相対的に難しくなった印象を受ける。しかしながら史実での全盛期を過ぎたとはいえトクタミシュやママイといったシナリオ２にはない優秀な同郷将軍を抱えており結構プレイのし甲斐があるのも確かだ。史実のリベンジを果たすべくティムール帝国打倒を目指したいところだが現状の国力では難しい。やはり最初はヨーロッパ進出がいいだろう。
内政での基本方針はシナリオ２と同様に食糧と兵数を確保する事を優先する。登用技能をもつママイがいるキエフの方が人材が揃うのが早い分国力の充実は早いだろう。子作りについては姫を１人もうけてトクタミシュを婿将軍・後継者候補にしたい。国王ウルスは高齢であり子作りの成功率が低くすでに王族も２人いるので、優秀な後継者にこだわらないのなら宴では妃を招かず登用した異郷将軍の忠誠上げに専念するのもいいが、ティムール帝国に対する史実の無念を晴らしたいならやはりトクタミシュを推したい。
最初の目標はビザンツ帝国。首都コンスタンチノープルとキエフとはすでに街道がつながっているので投石機部隊の接近もかなり容易になっている。戦闘力の高い王族の蒙古騎兵で敵の迎撃部隊を叩いた後に投石部隊で都市攻撃を行うのもシナリオ２と同様だが都市攻撃では混乱コマンドの成功率を考えたらトクタミシュに行わせるといいだろう。コンスタンチノープルは芸術・建築・武器の都が狙えるので占領後はしばらくこの地の内政に専念したい。ビザンツ以外の周辺諸国はいずれも国王が優秀なだけに彼らに対抗する為にも優秀な人材も多く揃えたいところだ。オスマン＝トルコのブルサとは至近距離にあるがブルサは食糧が不足しがちなため攻撃を受ける可能性は低いだろう。ただし開発地域の確保のため増築は最優先で行いたい。
ティムールの動向にも要注意
サライに近いティムール帝国の動向にも気配りを忘れない事。文化アイテムを送って同盟する事で背後の安全を確保するのが無難だが、破棄される可能性もあるので軍備の充実は怠らない用にしたい。コンスタンチノープルで登用した優秀な人材を何人かサライに送るのもいいだろう。
コンスタンチノープルの内政を充実させている間に国王ウルスが死亡する可能性が高い。この世代交代の際に異郷将軍の独立が発生しやすいので重要拠点には王族か同郷将軍を領主として残しておく。確実にいくなら若い王族に譲位する手もあるがトクタミシュに後継させようとするならこの手は使えない。とにかくコンスタンチノープルや蒙古騎兵を編成できる都市を全て失う事態はなんとしても避けたいものだ。トクタミシュが後継したら優秀な王族を多く作って周辺諸国の切り取りに転じ、その上でティムール帝国に挑みたい。