高麗
国王：恭愍王 所有都市：開城
親明政策で国力増強を
シナリオ４の高麗は名将・李成桂が配下に加わり対外進出が若干容易になった感があるが初期状態で編成可能なのが軽歩兵・短弓兵だけなのは相変わらずで戦力的には厳しい。しかも近接する明・室町幕府は最初のターゲットを高麗に定める可能性が極めて高く、まったり内政で過ごしていてはたちまち滅亡するのは間違いない。
明と室町幕府ではどちらが強敵かはいうまでもない。したがって最初に行うのは明との同盟だ。外交技能を持つ人材はいないが、国王・恭愍王自ら金銭を貢いだ上で文化アイテムを差し出せば成功率は高い。6年間の同盟が成立したら早速明の北京と交易を行おう。文化技能を持つ崔茂宣を交易ユニットにすれば首都・開城の文化度がどんどん上がっていくぞ（なお開城〜北京の街道は一部遠回りになっており引き直しをすれば隊商の往復期間を短縮できる）。特産品の青磁器は高い利益をもたらすし、もともと高い工芸以外の文化度はこの方法で上昇するので施設の建設は田畑・村だけで十分といえるだろう。できれば南方の港に向けて街道を整備し軍隊が移動しやすい状態にしておきたい。登用技能をもつ人材がいない序盤は内政・戦闘人員が集まりにくいので、子作りも積極的に行う。李成桂や崔茂宣による教育イベントを発生させられたらあまり能力の高くない恭愍王の子でも十分戦力になるだろう。
「倭寇」を打ち破れ！
ゲーム開始から数年後には室町幕府の軍勢が攻めてくる可能性が高い。軽歩兵・短弓兵で武士・僧兵を相手にするのはかなり分が悪く国王自ら攻撃しても大損害を被る事がある。籠城戦に持ち込めば李成桂の火矢連射で撃退できなくもないが略奪などで国土が荒廃するので結局はジリ貧だ。とにかく彼ら「倭寇」を上陸させる事態は極力避けたい。運が良ければ同盟国の明が太宰府を占領してくれる事もあるが…。倭寇対策のカギは海上戦だ。室町側の攻め手は水軍適正が低い者が多いのに対しこちらの李成桂・崔茂宣は水軍Aで「火攻」をもっているので、この二人が短弓兵で海戦を挑めば水上機動力と火矢攻撃で勝てる。捕らえた敵将を登用・斬首して室町幕府の攻め手を減らしたらこちらから太宰府に反攻していこう。王族・婿将軍をサポートにつけて李成桂で攻撃すれば兵科の不利はあっても勝機は十分だ。太宰府を占領して騎兵が編成可能になれば室町幕府とは互角以上に戦える。戦いにかまけて明との同盟を継続させるのを忘れない事。
室町幕府を倒した時点で明との同盟がまだ続いているなら、もう一つの怨敵・元を攻撃したい。李成桂の弓騎兵（武士）を中核にしてカラコルムを攻略すれば火砲・投石機が使えるようになるので将来の明との決戦にも自信がつくはずだ。