国王:朱元璋   所有都市:北京、南京、成都、敦煌

シナリオ最強の国家。初心者向けだが楽しめる工夫もしたい。

都市の数とその文化の質・国王と配下の能力・すでに確定した優秀な後継者…どれをとってもこのシナリオでは最強であり最も初心者向けな国家の1つ・明。国王・朱元璋は大抵15世紀初頭まで長生きするので彼1代での世界制覇も十分可能といえよう。しかしながらCOMが担当する明は日本・朝鮮と戦端を交える隙に元の反撃に遭うことが多い。まずはオープニングの目標どおりに元を滅ぼすのがいいだろう。

所有都市のうち首都・南京は農耕・学問の都、北京は武器・軍人の都が実現可能なレベルにあるので、内政はこの2都市のさらなる発展に力を入れよう。成都の内政は後回しにしてこの地の人材を移動させるのもいい。敦煌は規模が小さく軍備も弱いが当面は最前線の都市となるので都市防衛できるだけの兵数・防御度を確保しておきたい。序盤の人材収集は徐達や姚広孝だけでなく朱元璋にも行わせる。登用技能が無くても高い政治力をもつ国王なら成功率はかなり高くなるし労働などで外に出てなければ登用した人材に対してもすぐに忠誠上げの対処が行えるからだ。少なくとも2年以内には南京を農耕の都には出来るはずだし南京も北京も最初から兵力があるので国力の充実は他より断然早いだろう。

オープニング目標は早めに達成を

とはいえあまり気長に構えていると元の方から敦煌に軍勢を送り込まれる可能性もある。敦煌にいる藍玉は戦闘が高いので大抵は撃退可能だが、ここは攻められる前に攻めるくらいの気概を持とう。元は火砲兵と投石機が使用可能なのでなめてはかかれない。カラコルム攻撃隊は戦闘に秀でる徐達・李文忠・朱棣といったベストメンバーで挑もう。明は最初弓騎兵が使えないが火砲も投石機も使えるので都市攻撃そのもので困る事は無いだろう。カラコルムまではやや距離があるが街道が敷かれているので移動はそれほど厄介ではない。敵の迎撃も朱棣の槍騎兵で十分撃退出来るはずだ。元征服後はシナリオ2の元同様に東方を固めるのが第一。高麗も室町幕府も優秀な将軍はいるが徐達や朱棣なら十分対処出来る。都市攻撃は火砲と投石を使えばまず問題ないし十分に国力を高めているなら高麗や吐蕃は脅迫で配下にする事も可能だろう。東方を平定したらティムール帝国との対決を経て西進あるのみ。朱棣以外にも王族が成人していればよりスムーズに事は進むだろう。

正直な話、簡単に行き過ぎてつまらないかもしれない。そこで史実の雰囲気を再現する方法を2つ。まずは鄭和を登用して彼を中心とした水軍による海洋遠征の再現。水軍だけでアユタヤ朝・インドを制圧し最終的にマムルーク朝のカイロのだ。ただこのシナリオでは航海レベルの高い泉州が存在しない為水の都の実現が難しい。従って海難に遭う可能性も高いので結構スリリングな遠征が楽しめるかも。もう一つは粛清大作戦。自分なりの規定を設けて(異郷将軍は全て斬首・能力値が最高50未満は追放など)人材の粛清に励み史実の朱元璋の行動を再現するものである。世界制覇時に「絶望の魔王」と呼ばれるのも一興かもしれない(をい!)。

RETURN