ハフス朝
国王：アフマド２世 所有都市：チュニス
ハルドゥーンの活用次第で大化けも可能
この時代のハフス朝は登用技能のある人材がおらず後継者も不在とシナリオ２よりさらに苦しくなった印象を受ける。が、当面の敵・両シチリア王国も状況は似たり寄ったりなので戦力差の少ない序盤のうちに倒せば希望が持てる。まずは後継者つくりと並行してパレルモを占領し、首都チュニスとパレルモの文化度を充実させよう。
ここで鍵をにぎるのが唯一の配下・ハルドゥーン。彼は政治・戦闘能力は今一つだが内政特技が充実しており智謀も高い。序盤は国王アフマド2世に留守番用の人材を探させるのと並行してハルドゥーンにシチリア島への最短ルートの街道を敷かせる。準備が整い次第、国王とハルドゥーンの軽歩兵部隊を出撃させよう。パレルモから先に迎撃される可能性も考慮し国王とハルドゥーンの軍事ユニットは近接して移動しハルドゥーンが攻撃された場合にも対処できるようにしよう。そしてパレルモ攻撃はハルドゥーンを主将にして仕掛ける。両シチリアの国王フェデリーコ3世は智謀がかなり低いので智謀70のハルドゥーンによる混乱コマンドの成功率が高い。その隙をついてアフマド２世が機動・伏兵を生かした戦術をとれば１回の攻撃で仕留めることも十分可能だ。
パレルモ占領後はチュニス〜パレルモ間の交易を開始、文化レベルの高いパレルモで人材を集める。両シチリア王国の遺臣・ペトラルカとスピネロは共に文化技能を持っているのでぜひ登用したいところ。彼らがベネチア・ミラノに仕官した場合は忠誠度を確認し50未満であればハルドゥーンを間諜にして引き抜きを仕掛けるのも一手だ。両都市の文化レベルが均等になったら開発スペースが広いチュニスに大学・病院を立てて学問・医術の都を目指しつつ質のいい同郷将軍を集めていこう。ハルドゥーンの他にも文化技能を持つ将軍が多いとここでも有利だ。この内政重視の期間にパレルモで出来るだけ多くの王族を作っておけば中盤の戦略も楽になる。周囲の状況も気になるところだが北イタリア・西のマリーン朝・東のマムルーク朝は他国との戦争に気を取られる事がほとんどであり、こちらはじっくり内政に専念できるだろう。
チュニスが学問の都になり人材が充実してきたらマリーン朝・カスチラ王国を倒して西方を固めよう。ただ北イタリアの疲弊が著しく味方に戦闘スペックの高い将軍がいるなら先にこちらを叩くのもいい。北イタリアに仕掛けるならまずミラノ共和国と一時的に同盟してベネチア共和国を倒そう。駱駝兵以外の騎兵を編成可能にするためにもそうすべきである。