ルーシ諸公国
国王：ドンスコイ 所有都市：モスクワ
キエフ攻略がタタールのくびきを砕く第一歩
モンゴル軍を破った実績のあるモスクワ公ドンスコイは他のシナリオに比べて有能であり人材収集にも戦闘にも活躍できる。が、シナリオ４の東欧諸国は軒並み優秀な国王を擁しており、これら周辺諸国と比べるとモスクワで騎兵を編成できないなど兵科面で劣るため軍備面での不利は否めない。軍備面を強化するためにも早めに他都市を攻略するなりして編成できる兵科の種類を増やすことが先決だろう。
序盤はドンスコイは子作りを行いつつ人材登用に励み、他の人材で村と牧場を建設して遠征できるだけの国力を整えたい。モスクワはこれといった特徴を持たないため、施設建設に関しては基本的には村と牧場だけで十分。1375年にヤン＝ジシュカが待機将軍として西ルーシに登場する。モスクワで登場する可能性が比較的高いが、ポーランドに仕官される事のないように確実に登用しよう。彼は戦闘スペックに秀でて余命も長く後継者候補としても申し分ないため将来的には婿将軍としたい。登用の可能性をより高めるならそれまでにキエフを攻略しておこう。クラクフも攻略できれば申し分ないが…。
遠征については、最初の遠征目標は人材が少なく比較的都市に接近しやすいキエフが無難。騎兵を編成できない状況では移動に時間がかかるため、事前に街道を整備して素早く接近できる状態にしたい。攻略の際に時間をかけすぎるとサライから援軍が送られてくる可能性があるだけに短期決戦が望ましい。キエフは城壁越えを出来る場所が少ないので厳しい戦いになるが、ドンスコイの智謀と城攻をフル活用すれば勝機はある。ヤン＝ジシュカを配下にしている状態なら難易度は大幅に下がるだろう。なお、キエフ攻略に際しては予め忠誠度の低いママイを寝返らせる方策も考えられる。比較的智謀の高いドンスコイで寝返りを仕掛ければ寝返らせることは可能だが運が悪ければドンスコイが捕まり処刑されて即ゲームオーバーとなる、ハイリスクハイリターンな作戦だ。
キエフ攻略後は騎士・狩猟騎兵・投石機が編成可能となり、軍備面が大幅に強化される。次の遠征目標は攻略後のメリットを考えるとコンスタンチノープルが第一候補。文化レベルの高いコンスタンチノープルには優秀な架空将軍が存在する可能性があるものの、ドンスコイとヤン＝ジシュカを中心に攻撃を仕掛ければ勝てない相手ではないだろう。
なお、編成できる兵科の種類を増やす方法としては他にモスクワから南下してアゾフ海沿岸に新都市を建設し騎士と狩猟騎兵を編成できるようにする方法もある。キプチャク＝ハン国の勢力圏に割り込む形になるためキプチャク＝ハン国から猛攻を受けることが予想されるが、ここを凌ぎ切れば騎兵を使える分キエフ攻略が容易になるはずだ。また新都市は特産品の種類が多いため交易できるようになれば割合容易に文化レベルは上げられるだろう。
原案：あおぴん様