フランス
国王：シャルル５世 所有都市：パリ
力押しが難しいだけに工夫が必要
このシナリオのフランスは有為の知将・シャルル５世を国王にもち文武の両輪デュ＝ゲクラン・ニコラ＝オレームを配下に従えるなど人材面では恵まれているが軍事面では猛将を多く従えイベントで発生するガーター騎士を率いるイギリスと隣り合わせであり、オープニング目標の打倒イギリスはなかなか難しい。
敵をイギリスにしぼる以上他の近隣諸国とは同盟を結んでおくといい。配下には外交特技を持つ者が多く神聖ローマ帝国との友好度もこのシナリオでは悪くないのでよほどケチな条件でなければ失敗する事は無いだろう。内政面では国王は人材登用に徹しニコラ＝オレームや新たに集めた人材で田畑と村を多く作って食糧増産と兵力増強に努めよう。金銭は食糧売却以外にも同盟国との交易で入手する。すでにニコラ＝オレーム以外にも文化技能を持つ将軍が２人いるので彼らを同盟都市のケルン・ミラノとの交易に使えば全体的に低いパリの文化を上昇させられるので正に一石二鳥だ。これが出来れば序盤では他の施設を建築する必要もないだろう。また、ゲーム開始時点ではシャルル５世に後継者がいないので子作りは必修。宴では登用した人材の忠誠確保も兼ねて妃を積極的に招こう。パリの文化は今一つなだけに王族の能力が気になるところだが長男に関してはシャルル自身が教育係となる事でフォローできる。デュ＝ゲクラン・ニコラ＝オレームによる教育イベントも発生するので王子が３・５・７歳になる時は彼らのどちらかを首都の城内に残しておきたい。
序盤の山場・イギリス戦
状況次第とはいえ内政に徹していると大抵はイギリスの方から攻撃を仕掛けてくる。金銭・食糧とも十分なら複数の部隊による包囲・各個撃破を心がけることで撃退出来るが戦闘７０以上の将軍を相手にする場合は国王とデュ＝ゲクランによる同時攻撃が確実だ。最悪、エドワード黒太子のガーター騎士軍を相手にする事になったら１、２度の敗北は覚悟で包囲攻撃を仕掛けるしかないだろう。ただし国王の部隊は敗退させないように気をつけること。少し余裕が出来たら多めの騎士ユニットをイギリス上陸させて攻勢に転じる事になるが都市攻撃では正攻法で国王エドワード３世や黒太子に勝つのは至難の業。その為にも包囲による兵糧攻めが不可欠だが性急な包囲よりは敵の迎撃を誘ってロンドンの備蓄食糧が５０００未満にするように工夫したい。敵の迎撃部隊は国王とデュ＝ゲクランで確実に叩こう。また、稀に神聖ローマ帝国の軍勢がイギリスに上陸する事もある。同盟を結んでいれば乱戦に巻き込まれることは無いので彼らにイギリス軍を叩かせるのも手だが過度の期待は禁物。
オープニング目標を達成するとシャルル５世・デュ＝ゲクラン・ニコラ＝オレームの能力が上昇し勢力拡張に弾みがつく。次の目標だが、組し易いと思われる神聖ローマ帝国・ノルウェーよりも文化レベルの高いイタリア方面の攻略を勧めたい。先述の３人は史実での余命はやや少ないだけに長く活躍させるには医術レベルの高い都市を確保する必要があるからだ。ジャンやピサーニなど手強い将軍も多いがこちらはガーター騎士が使えるしイギリス戦ほどは苦労しないだろう。