イギリス
国王：エドワード３世 所有都市：ロンドン
最大の敵は国王父子の寿命？
このシナリオのイギリスは後継者のエドワード黒太子を筆頭に武力に秀でる将軍が多いのが心強い。しかし国王エドワード３世や黒太子ら武臣は高齢・短命な者が殆どで彼らが没した後で有能な人材が残っていないと行き詰まりになりかねない。そこで彼らを最大限に活用すべく序盤から積極的に戦争して勢力を伸ばすのが望ましい。またエドワード父子を少しでも長く活躍させるためにも早めに医術文化の高い都市を攻略したい。
最初の関門はフランスの攻略だが、ここは黒太子の十字軍・長弓兵の混成部隊が適任だ。出来れば敵の迎撃に備えて騎士部隊を一つ用意するといい。伏兵以外の全特技を持つ黒太子の戦闘スペックを活用すれば勝機は十分だが、パリを守るシャルル5世は智謀が高く火攻の特技があるので城門の前でユニットを行動不能にさせないように気をつけたい。予備兵力の少ない序盤のうちなら遅くとも二度の攻撃で攻略できるだろう。なお、ゲーム序盤でガーター騎士団創設のイベントが発生するが発生時期はランダムなのでイベント発生にこだわって攻め込むタイミングを失わないようにしたい。パリ攻略では騎兵をあまり使わないし、パリ攻略後も国王と黒太子をロンドンに戻せば騎士団イベントは発生するのだ。
パリ攻略後の戦略は…
ガーター騎士団のイベント発生後はパリの内政を充実させ食糧収入を安定させた上で3種類の進軍ルートを選ぶことになる。カスチラ王国に向かう西進策が最も攻略が容易でマリーン朝を続けて叩けば弓騎兵も編成可能になり、かつ医術文化の高い都市（トレド）を早めに支配下における。イタリアを目指す南進策ではミラノの攻略で名将ジャンと対決するため苦戦は必至、さらにベネチアとの混戦に巻き込まれたら進軍スピードがさらに鈍る事になる。神聖ローマ帝国を討って東欧を目指す東進策はポーランド・ハンガリーの国王が手強いが彼らを破れば投石機・狩猟騎兵といった強力な兵科を編成可能になるが、医術文化の高い都市を得るのにやや時間がかかるのが難点だ。以上の点から南進が下策・東進が中策・西進が上策と考えられるが、シャルル5世やデュ＝ゲクランの仕官先次第ではカスチラ王国や神聖ローマ帝国も侮れない相手になるし、南進にしても一撃でジャンを撃破して早めにシチリア島のパレルモを攻略できれば上策になりうる。フランス滅亡後の周辺状況の変化とプレイヤーの腕前と相談して思い思いの作戦を立てていいだろう。
後継者云々についてだが、ゲーム上ではエドワード3世の死を待って黒太子に後継させても彼が数年以内に死亡する事が多い事に注意したい。エドワード3世の代で王族を数名つくるか譲位コマンドで黒太子に早めに後継させるかの策を採ることになるが、後者を採用するならガーター騎士団のイベント発生後にするのを忘れないように。