ベネチア共和国
国王：コンタリーニ 所有都市：ベネチア
国力増強のスピードがミラノ戦のカギ
このシナリオでは文武の人材がバランスよく揃っており（しかも2名は登用技能持ち）割合楽にプレイ出来ると思われがちだが、隣国のミラノ公国もかなり手強いので対外進出は一筋縄ではいかない。早めに国力を増強して国力差で圧倒できるかがポイントになるだろう。
まず登用技能を持つピサーニとボッカチオで内政用の人材の頭数を揃え、国王は宴で彼らの忠誠を上げつつ王族作りに励もう。また増築を優先して行いミラノより多くの開発スペースを確保する事。ベネチアの内政についてはあまり高くない農耕文化よりも突出している工芸文化を向上させて工芸の都を目指すのがいい。強兵策を取るべく武具の都を目指す手もあるが金銭増収・文化アップのスピードでやや劣る。ベネチアには商業技能を持った将軍が多いので速いペースで工芸所を増やせるはずだ。余裕があれば騎士ユニットを出してミラノの労働ユニットを攻撃するのもいい。この時ミラノの将軍ジャンとホークウッドに迎撃されたらかなり厳しいので相手にせず退却するのが無難だが、後者については味方が多勢なら複数ユニットの包囲攻撃を仕掛けるのも悪くない。ホークウッドは序盤のうちは忠誠が低めなので首尾よく捕らえられたら出来たら配下にできる可能性もある。ベネチアの工芸レベルが上昇するにつれて金銭収入で食糧を購入して軍備を整えられるようになるはずである。できればその間にメディチ家の能臣・ジョヴァンニを登用したいところだ。
ミラノ攻撃についてだが都市攻防戦になると名将ジャンを相手にするため戦闘力の高いピサーニやカルロ＝ゼンをもってしても苦戦は避けがたい。そこで機動力のある騎士部隊で都市を包囲して兵糧攻めにするのがお薦めだ。敵の迎撃ユニットは包囲攻撃で積極的に叩いてミラノの消耗を早めたいが、ジャンが迎撃してきたら無理せずに退却し出直すのもいい。包囲してしまえば時間は若干かかるが勝ちも同然だ。包囲が長引くようならミラノ包囲を適当な軍隊ユニットに任せてピサーニとカルロ＝ゼンの軍勢に両シチリア王国・ハフス朝を攻略させるといい。どちらもミラノよりは容易な相手である。
ミラノを倒し両シチリア王国を潰したらイベリア・北アフリカを先に抑え、その間にイタリア半島の内政をさらに充実させよう。フランス方面や東欧に進むと混戦に巻き込まれるのでポーランドや神聖ローマ帝国とは一時的に同盟を結んでおくといいだろう。