＜第５章 世界に輝く星＞

　「うわっ。何よ、このタイトル。今までふざけていたと思ったら、いきなりすっげーキザよねぇ・・・」
　「このリプレイの根本的な趣旨が、ふざけてるんじゃい！」
　（ドカッ！バキッ！ゴキッ！）
　「ここまで来たんでしょ？文句言わないの。大体、根本的に趣旨が間違っていたら、私のファンの皆が、ここまでついて来るわけがないわ！」
　すみません、このリプレイに付き合ってくれた方、ここでバツボタンを押さずに、最後まで見ていただけますでしょうか。テオドラの暴走を止めることができるのは、画面の前の「あなたです」
　「ちょっと待って。爆○オンエ○バ○ルじゃないんだから。あ、ちなみに、この○の中、当たっても、賞品が先着５名に当たるとか、そういうことじゃないからね。えへっ！」
　「えへ」じゃねぇよ。しかも、そんな元気良く・・・ある意味、年がバレるかもしれない。これは、ここでは言ってはならないのだが。（それ以前に、管理人さんのご好意で、ウェブに紹介されたら、意味無いじゃん）
　しかし、一時はめちゃくちゃ戸惑ったが、ようやくあの「元」を攻撃することができる。クライマックスの、最強の敵にふさわしい。
　さて、前章の予告通り、ここで勢力をおさらいしておこう。１２８９年春現在残っている国だが

（１） 元・・・大都、会寧、襄陽、臨安、カラコルムを領有。国王はフビライ
（２） 鎌倉幕府・・・平泉、鎌倉、大宰府、開城を領有。国王は北条時宗
（３） 南宋・・・泉州のみ領有。国王は文天祥
（４） 陳朝・・・ハノイ、成都を領有。国王は聖宗
（５） 吐藩・・・ラサを領有。国王はパスパ。
（６） パガン朝・・・パガンを領有。国王はチョースワー。南アジア同盟所属。
（７） デリー＝スルタン朝・・・デリー、カリカットを領有。国王はバルバン。南アジア同盟所属。

　以上である。いずれにしても、元が強国であるのは間違いない。
　さて、１２８９年夏、カラコルムの包囲を完了。敦煌より、襄陽へ向け、出撃。
　そして、ルーリック帝国史に残る驚愕の事件が発生。間謀をしかけてきたトクタを捕らえ、登用に成功する。リーリック帝国始まって以来の同郷将軍をＧＥＴした。
　調子に乗って、カラコルムを攻撃。チンギムを撃破。６ターンで攻略。
　さらに、デリー近辺で野戦。なぜか、吐藩の軍も混じっているが、まとめて攻撃し、勝利。
　１２８９年秋、デリーを攻撃。バルバンの軍に勝利。バルバンを斬首。ケイクバードが跡を継ぐ。
　１２８９年冬、今度はカリカットを攻撃。４ターンでクリア。デリー＝スルタン朝を滅ぼす。
　さて、１２９０年新春、１人の王子が成人する。

（１） モンケ　政治６５、戦闘７４、知謀７０

いや、確かに能力は名前負けしているが、実はこいつ、持っていない特技は連射と城攻のみで、他の１０種類は全部持っている！素晴らしい。技のデパートと言って、過言ではなかろう。
「コンスタンチノープル生まれよね。だったら、当然だわ」
と、テオドラ。まだ、コンスタンチノープルを攻略されたことを根に持っているのだろうか？
その、１２９０年新春、襄陽を攻略。フビライ＝ハーンを捕らえる。（なぜか、ここにいた）当然、斬首。
「まあ、ここまで来たら、フビライなんぞ必要ないからな」
元の新国王はフゲチ。う〜ん・・・
　まだ、バヤンやアジュがいるので侮れないはずだが、一気に格が下がったような気がするのは、オレだけではないはずだ。
　１２９０年春、大都を攻める。ホチシガイとかいう、フビライの遺児が守っていたが、あっさり３ターンでクリア。
　１２９０年夏、ラサを攻撃。５ターンでクリア。パスパは、とりあえず逃がす。
　１２９０年盛夏・秋は、野戦に明け暮れる。襄陽を攻略した関係で、成都・臨安双方から、しつこく軍を送り込まれていたのだ。
　年が改まり、１２９１年新春。野戦でバヤンを捕らえる。仲間になってくれない。泣く泣く、斬首。だって、こいつ、強すぎる・・・
　１２９１年春、臨安を攻撃。国王フゲチを捕らえ、斬首。
　さらに１２９１年夏、会寧を攻撃。国王トゴンを捕らえ、斬首。ここに元は滅び去った。
　１２９１年盛夏、成都を攻撃。相手はあの陳興道だが、３ターンでクリア。残念だが、陳興道は斬首。
　１２９１年秋、パガンを攻撃。４ターンでクリアする。
　１２９１年冬、泉州を攻撃。あの文天祥が相手だが、３ターンでクリア。なお、ここで操作ミスで、宮殿に一撃食らわしてしまった・・・しかし、南宋を滅ぼす。
　「しかし、博士って、降伏勧告とかって、しないの？」
　「する必要が無い。ま、これも実力のうちさ」
　まあ、外交に自信が無いとか、口が裂けても言えないわけだけど。
　１２９２年新春。王子が成人。

（１） オゴタイ　政治４７、戦闘６３、知謀５７

　オゴタイらしくない。慌てて命名した（チャガタイの後の王子がトゥルイで、忘れてたのが原因）のが、いけなかったのか、能力は普通・・・
　さて、１２９２年新春、開城を攻撃。守将の北条貞時の軍を３ターンで撃破。とりあえず、北条貞時は逃がす。
　１２９２年夏・盛夏は野戦が続く。ただし、盛夏はハノイ・大宰府の包囲を完了。
　１２９２年秋、ハノイを攻撃。守将は・・・文天祥？
　「しかし、カタパルトも火砲兵も使えない。短弓兵だけで、この大軍に挑むのは、憐れとしか言えないな」
　「射程の外から遠距離攻撃ね。４ターンでクリア。さすが、火砲兵」
　さらに今度は大宰府を攻撃。守将は竹崎季長。しかし、あっさり３ターンでクリア。
　ただ、大宰府の食料は１，０００未満。なぜだっ！補給ユニットの到着を待つ。
　「あと、2都市のみなのに、ここで足止めか・・・」
　とはいえ、１２９３年新春、補給ユニットが大宰府に到達。大宰府より、鎌倉へ向け、出撃。なお、この年の王子の成人は無し。
　１２９３年夏、鎌倉を攻撃。戦闘力８４で連射持ちの北条時宗だが、火砲兵によるアウトレンジ攻撃により、６ターンでクリア。残念だが、時宗は斬首。
　「ところで、この時宗の奥さんの堀内だけど、オルドに入れないといけないの？」
　彼女に一度刺された（グレートヘルプのビザンツ帝国史・第５章の最後をご覧ください）からな。
　「できません。博士、彼女と何かあったの？」
　「刺されたしさ。一度」
　「・・・グレートヘルプ総参謀長が暗殺されたときの刺客って、彼女なのよね」
　と、テオドラが難しい表情をする。
　ともかく、残りは平泉のみ。脅迫をするが、やっぱし陥ちない・・・
　１２９３年盛夏、今度は、平泉の城外に出た鎌倉幕府軍を全て蹴散らしてみる。この段階で脅迫を試みる。でも、やっぱし失敗・・・
　１２９３年秋、最後通牒。何があろうと、ルーリック帝国には屈さぬという、答え。というわけで、平泉を攻撃。守将竹崎季長もよくがんばったようだが、壮絶なる自動戦闘の結果、我が軍の勝利に終わった。そして、ルーリック帝国が、世界を制覇した。