エミール

オゴタイ一族の本拠地

中国・新疆北部のジュンガリアの一地方でアラクル湖に注ぐエーミル川流域を指す。イミルともいう。

1122年に西遼によって初めてここに都市が築かれ、チンギス=ハーンの大西征の後はオゴタイがこの地を含むジュンガリア地方を勢力圏とした。以後オゴタイ家の中でも反トゥルイ家派の本拠となり、1266年にはハイドゥがここで反・元朝の挙兵をした。オゴタイ家滅亡後もモグリスタン=ハン国やジュンガル族など遊牧民の重要な拠点でありつづけた。


モンゴル文化圏に属する西シベリアに位置し、支配範囲の一部がトルキスタンにまたがる。街道が整備されており交易には不自由しないがこれは他都市から攻められやすい事も意味する。文化レベルに関しては典型的なモンゴル都市のタイプだが武器・戦術レベルがシナリオ1の各モンゴル都市に比べ著しく劣り、質のいい軍隊を作るのには一苦労だ。

内政については、富国強兵策として牧場と村の建設を優先しよう。開発スペースが多いので牧童の都にする事は十分可能だ。牧場は馬や湖に近接するように建設するのがセオリーだが、トルキスタン地域は牧場の生産量が西シベリアより大きく落ちるのでここは村など他の施設を建てた方が良い。牧童の都を達成したら武器・戦術のレベルを上げていく事になるが金銭収入や軍隊の質向上を考えたら武器の都を目指した方が良いだろう。


登場 所属 防御 金銭 食糧 兵力 農耕 牧畜 武器 戦術 航海 建築 学術 芸術 医術 工芸
S2 オゴタイ=ハン国 300 4000 11000 4800 13 56 34 37 0 13 15 10 18 25
施設建設可能スペース
174ポイント。他のモンゴル都市と比べ砂漠あり森林ありで施設建設が大変。
特産品
翡翠×1、馬×1、毛皮×1 。翡翠は高価だが生産量が少ないので扱いに注意。