パガン朝
寺院の建て倒れ王朝
ビルマ最初の統一王朝
パガン朝はビルマ最初の統一王朝で1044年にアノーヤター王により創建された。漢語では「蒲甘」と書き、元朝は「緬」と呼んだ。アノーヤター王は河川交通の要衝・パガン拠点にを南ビルマに勢力を拡張、同地方の文化を吸収した。12世紀後半にスリランカの侵攻により一旦断絶したが、王朝を再興したナラパティシードゥにより13世紀前半に全盛期を迎え、この頃にスリランカから上座部仏教を導入した。
シナリオ３では…
- 所有都市
- パガン
- 初期の将軍
- ティロミンロ・チャスワ・インタラティット
- 編成可能兵科
- 象兵・軽歩兵・短弓兵
仏教傾倒とモンゴル襲来
パガン朝の歴代の王は寺院建設に力を注ぎ、同王朝のもとで一万を越える寺院が建立された。そのためパガンは「建寺王朝」と呼ばれるほどの仏教国家に成長、後世のビルマ諸王朝にも影響を与えた。その一方で僧団への土地の寄進も多く行われたため免税の寺領地が増大、莫大な寺院建設の費用も加わり国家財政は逼迫した。さらにナラティハパテ王の治世では元朝からの朝貢要求拒否を契機にモンゴル軍の侵攻を受け、1287年にパガンを占領されこの地に設置された征緬省を通じて元への臣従を余儀なくされた。その後ナラティハパテの子チョウスワーが1299年にシャン族に殺害されパガン朝の王統は断絶した。
シナリオ２では…
- 所有都市
- パガン
- 初期の将軍
- ナラティハパテ・チョウスワー・バンムアン
- 敵対国
- 元（友好5）、高麗（友好0）
- 編成可能兵科
- 象兵・軽歩兵・短弓兵