ラテン帝国

背徳十字軍のかいらい国家

建国直後から脆弱な帝国

1204年に第四回十字軍がコンスタンチノープル攻略後建国したラテン国家。十字軍が滅ぼしたビザンツ帝国の領土のうちコンスタンチノープルとトラキアを領有し、フランドル伯ボードゥアン１世がベネチアの後援で初代皇帝に推戴された。ボードゥアン１世はビザンツ残党の残る小アジア征服を目指すも背後のブルガリアを敵に回す愚を犯し1205年にアドリアノープルで敗死。後継した弟のエノー伯アンリ（１世）はブルガリア・ニケーア帝国の連合軍に大勝しバルカン半島における帝国の威信を高めたが、その死後（1216年）帝国は急速に瓦解しピエール＝クルトネー（アンリの義弟）とその息子ロベールの治世の間にニケーア帝国などビザンツ残党の反撃でコンスタンチノープル周辺を除く全領土を失ってしまった。

わずか半世紀で滅亡

1228年に即位した最後の皇帝・ボードゥアン２世（ロベールの弟）は高名な十字軍士・ジャン＝ド＝ブリエンヌの摂政の下帝国の保持に努めたが、彼の死後は度々西欧諸国の支援を求めるも失敗、首都の防衛はベネチア海軍に頼る有様だった。そして1261年7月にベネチア海軍の留守ををニケーア皇帝ミカエル８世に突かれ首都コンスタンチノープルは陥落、ラテン帝国は僅か57年で滅亡した。後にシチリア王シャルル１世がボードゥアン２世との婚姻政策を通じてラテン帝国の復興を企てたがシチリアの叛乱で瓦解した。

シナリオ３では…

所有都市: コンスタンチノープル
初期の将軍: ボードゥアン２世・イヴァン=アセン・ジャン１世
友好国: ベネチア共和国（友好9）、フランス（友好8）
敵対国: ニケーア帝国・アイユーブ朝（各友好度5）
文化アイテム: 城郭建築（建築+8）・ローマ法大全（学術+7）・ローマ法大全（学術+6）・攻城塔（武器+6）・プレートアーマー（武器+6）・ギリシア火（武器+7)
編成可能兵科: 騎士・攻城塔・火炎放射器・重歩兵・長槍兵・軽歩兵・短弓兵