ノルウェー王国

北海を駆けるスカンジナビアの雄

内乱の時代

ノルウェー王国は872年にハーラル美髪王によって建設された。建国後はデンマーク・イングランドと北海の勢力圏を巡って激しく衝突、一時はイングランドのクヌート大王に占領された。12世紀は王位継承を巡る内乱が続き国内は不安定で、1177年に王位を奪取したスヴェレによりほぼ国内は平定されたが最終的な決着は13世紀中期のことだった。

シナリオ１では…

所有都市: ベルゲン
初期の将軍: スヴェレ・ホーコン３世・スノリ
友好国: 両シチリア王国（友好12）、キエフ公国・ビザンツ帝国（各友好10）
敵対国: 神聖ローマ帝国・フランス・イギリス・ベネチア共和国・両シチリア王国（各友好度3）・カスチラ王国（友好度0）
文化アイテム: 薬学（医術+5）・ハンニバル戦記（戦術+6）・アストロラーベ（航海+8）・天文学（航海+4）・代数学（学術+3)
編成可能兵科: 象兵・軽歩兵・短弓兵

ホーコン４世による王権強化

スヴェレ王の孫・ホーコン4世は王位を巡る抗争を終結させノルウェーの安定期をもたらした。彼の治世（1217～63）では王権の強化、アイスランド・グリーンランドへの勢力拡大、ヨーロッパの先進文化の導入など政治・軍事・文化での発展が著しくノルウェーの黄金期であった。その一方ではこの頃よりハンザ同盟に属するドイツ商人と通商を巡る衝突が始まった。

シナリオ３では…

所有都市: ベルゲン
初期の将軍: ホーコン４世・スノリ・スチューラ
敵対国: イギリス（友好5）
文化アイテム: サガ（戦術+6）
編成可能兵科: バイキング・軽歩兵・短弓兵

首都をオスロに

ホーコン4世がスコットランドとの抗争で陣没した後、その子マグヌス6世（法改訂王）は北海諸島を放棄してスコットランドと和睦、法整備を全国規模で行い国内の安定を優先。彼の子ホーコン5世はドイツ商人にベルゲンでの交易の利を殆ど奪われ、また東方の隣国デンマーク・スウェーデンの干渉にも悩まされた。東方との関係を重視した彼はこれに対処すべく1300年に首都をベルゲンから南方のオスロに移した。ホーコン5世は嗣子なく没し、王位は一時スウェーデン王が兼任した。

シナリオ２では…

所有都市: ベルゲン
初期の将軍: ホーコン４世・スノリ・スチューラ
友好国: ルーシ諸公国・ビザンツ帝国（各友好10）
敵対国: イギリス・フランス（各友好5）
編成可能兵科: バイキング・軽歩兵・短弓兵

カルマル同盟の成立、そして

14世紀後半のノルウェー王ホーコン6世はデンマーク王女マルグレーテを妃に迎え、デンマーク王の死後息子オーラフをその王位に就けた。マルグレーテはホーコンの死後両国の王となったオーラフを後見し、彼の没後はスウェーデン王を追放して彼女の甥をこの三国の王位に就け北欧三国の同君連合・カルマル同盟を結んだ（1396年）。その中においては王家の直系が断絶していたノルウェーはデンマークの属国同然であり、この状態は19世紀まで続く事となった。独立を回復したのは1905年である。

シナリオ４では…

所有都市: オスロ
初期の将軍: ホーコン６世・アッテルダーク（後にオーラフが成人）
編成可能兵科: バイキング・軽歩兵・短弓兵