サライ
ルーシを支配するタタールの宮殿
ペルシア語で「宮殿」を意味する。ルーシを横断する交易ルートの拠点として重んじられた。キプチャク＝ハン国を興したバトゥがボルガ川下流域を本拠地としたのが興りで、バトゥの弟ベルケは1253年にバトゥの拠点より北方、現在のスターリングラード近郊に都市を建設、以後この地がキプチャク＝ハン国の首都となった。
比較的イスラム教の影響が強いこの都市の規模は東西5キロ・南北4キロに及び、商業・手工業が盛んで鉄・銅の精製も行われていた。その盛衰はキプチャク＝ハン国と共にあり、1395年にキプチャク＝ハン国を撃破したティムールの破壊に遭い壊滅状態になり、その後もロシア帝国の攻撃に晒され1554年にイヴァン4世によって完全破壊されてしまった。
東ルーシにあるキプチャク＝ハン国の本拠地。モンゴルの都市らしく牧畜・武器・戦術が高い。その他の文化度は悲惨なものだが、属領キエフとのとの交易である程度はその欠点を補える。文化アイテムはないが蒙古騎兵が編成可能な都市として魅力は充分だ。なお、領内には湾が１箇所あるが、航海文化が２０以下の状態にあるサライからの労働ユニットでは港を建設出来ない事に注意。
内政についてだが、まずは牧場の大量建設により牧童の都をめざしたい。東ルーシは寒波の被害を受ける事が多く、その影響で凶作にもなりやすいが牧童の都となれば凶作関係なく大量かつ安定した食糧収入が望めるからだ。その他の施設では兵力増強と金銭収入を重視して村と武器工房の建設にウェイトを置くといい（戦術文化も上げたいが練兵所では収入が低め）。その場合ならゲームの進展次第で武具の都を兼ねることが出来、最強の軍隊を東方に展開できる。また、領内の湾にも早いうちから港を作りたい。キエフからの労働ユニットで対処しよう。
| 登場 | 所属 | 防御 | 金銭 | 食糧 | 兵力 | 農耕 | 牧畜 | 武器 | 戦術 | 航海 | 建築 | 学術 | 芸術 | 医術 | 工芸 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Ｓ２ | キプチャクハン国 | 400 | 5500 | 18000 | 5200 | 19 | 42 | 44 | 43 | 0 | 19 | 17 | 14 | 18 | 21 |
| Ｓ４ | キプチャクハン国 | 400 | 5500 | 16500 | 5000 | 19 | 42 | 44 | 43 | 0 | 19 | 17 | 14 | 18 | 24 |
- 開発スペース
- 111ポイント。有効利用すれば都の称号は狙える。
- 特産品
- 馬×2、塩×1、鉄×1。序盤では塩の生産は期待できない。やはり馬がメイン品目か。