ロンドン

誇り高き大英帝国の都

イギリスの首都。1世紀にブリテン島を征服したローマが建設した植民都市ロンディニウムを起源とする。5世紀以降はアングロ=サクソン人が統治、発展し9世紀以降はイングランド王国の首都となった。1066年にノルマン人のウィリアム1世に征服され、防衛強化のためロンドン塔が建設される。12世紀後半以降、プランタジネット朝の諸王がフランス大陸領維持を重視した結果ロンドンの自治意識が高まり市民による行政整備が推進され、また羊毛産業の成立やハンザ同盟の交易所の設置で北海貿易の商業都市の地位を確立したが、政変による混乱や疫病による被害も多く発展は大陸の諸都市に比べると緩やかであった。

15世紀末に興ったチューダー朝の中央集権化によってロンドンは本格的に発展・膨張し、17世紀後半にはヨーロッパ最大の都市に成長(人口50万)。1665年のペスト大流行と翌66年のロンドン大火の後は石造・煉瓦建築が推進され城壁も撤廃、産業革命を経ていち早く近世都市に生まれ変わったロンドンは現在では東京・ニューヨークと並ぶ世界3大都市の地位を確立した。


全シナリオを通してイギリスの首都で、唯一長弓兵が編成可能な都市。パリに比べると文化度はアンバランスだが牧畜の高さが目を引く。シナリオ4では戦術・芸術文化の上昇が著しくより安定した発展が望めるようになった。他都市を占領してもロンドンと繋がる港(湾)には街道が敷かれてない事が多いのですぐには交易できないのが残念である。一般に、ヨーロッパでは田畑の方が食糧収入が得やすいのだが最初から牧畜レベルが高いこの都市は例外。牧場建設を重視すればシナリオ1以外は牧畜の都を達成できる可能性が充分あるのだ(シナリオ1ではオノンに称号を先取りされる可能性が極めて高い)。従って最初は牧場建設がメインとなる。他の文化も上げたいところだが開発スペースがあまり広くないので厳しい。フランス軍から攻撃されたら可能な限り海戦で叩こう。施設を守れて航海文化も上昇するので一石二鳥だ。またCOMがイギリスを担当するとイギリス北部やアイルランドに新都市を作ることがあるがこれらの都市は開発スペースが狭いので補給都市としては勧められない。雰囲気を楽しむのなら別だが…。大陸進出を果たしたら辺境都市に転落する傾向にあるが、牧童の都を達成していれば補給都市として重んじられるだろう。


登場 所属 防御 金銭 食糧 兵力 農耕 牧畜 武器 戦術 航海 建築 学術 芸術 医術 工芸
S1 イギリス 600 5500 15000 6500 26 57 42 18 46 45 23 17 15 31
S3 イギリス 600 5800 15000 6500 26 57 42 18 46 45 23 17 15 31
S2 イギリス 500 5500 16000 7200 27 57 44 18 46 45 27 18 16 32
S4 イギリス 500 6000 16000 7900 27 57 44 37 47 45 27 24 18 32
開発スペース
105ポイント。南方のパリとの競合もあり最大範囲を得るのは難しい。
特産品
毛織物×3、馬×2、塩×2。比較的価値の高い毛織物を大量生産出来るのは嬉しい限りだ。