チャガタイ＝ハン国

混乱続きの中央アジアをになう

チャガタイ家の混乱時代

チンギス＝ハーンの第2子・チャガタイは中央アジアの支配（主に西遼・ホラズムの故地）を任され、オゴタイ＝ハーンの治世にも帝国の重鎮として活躍した。しかし彼の没後、チャガタイ家はグユク没後の後継問題でオゴタイ家について敗北、モンケ＝ハーンの弾圧によって弱体化した。モンケ没後の後継争いではアリクブカを裏切りフビライにつく。フビライはチャガタイ家の支配を強化せんとボラクをチャガタイ家当主に任じたが、ボラクは傀儡に甘んじるのを嫌いオゴタイ家のハイドゥやキプチャク＝ハン国のマング＝チムールと結んでフビライに反抗する。ボラクは西方への勢力拡大を図ってイル＝ハン国と戦うもカラ＝スゥ平原の戦いで惨敗し後にハイドゥに滅ぼされた。

シナリオ２では…

所有都市: アルマリク・サマルカンド
初期の将軍: ボラク・ドゥア・ニクベイ・ジャライルタイ・マスウード=ベイ・ジャマール
友好国: マムルーク朝（友好8）
敵対国: 元・イル＝ハン国（友好5）・吐蕃（友好0）
文化アイテム: 医学典範（医学+10）、香水（芸術+6）、アラベスク（芸術+4）、攻城塔（武器+5）
編成可能兵科: 蒙古騎兵・狩猟騎兵・駱駝兵・攻城塔・軽歩兵・短弓兵

遊牧と定住の狭間で

ボラクの横死後その子ドゥアはハイドゥの支配下にてチャガタイ家を相続しフビライの元朝と戦ったが、ハイドゥの死後に元朝と講和、さらにオゴタイ家の内紛を利してその勢力を吸収しチャガタイ家の中央アジア支配を確立した。しかし、ドゥア没後は従来の伝統生活を是とする遊牧派と中央アジア支配を重視する定住派との対立が激化し、1330年頃に東西に分裂してしまった。一時は東の遊牧派による再統一もあったが、後に中央アジアからティムールが台頭し、東西のチャガタイ家は実質的に彼の支配下に置かれることとなった。

シナリオ４では…

所有都市: アルマリク
初期の将軍: チムール=シャー・コジャ
編成可能兵科: 蒙古騎兵・狩猟騎兵・駱駝兵・軽歩兵・短弓兵