ティムール帝国
西よりいずる狼が築き上げた大帝国
ティムールの大征服
東西に分裂したチャガタイ＝ハン国のうち、西チャガタイ＝ハン国ではトルコ系モンゴル人のティムールが台頭、東チャガタイ＝ハン国の侵攻撃退と国内の政敵打倒で西チャガタイ＝ハン国を掌握した。1370年にサマルカンドにてティムール帝国を建設した彼はモンゴル系遊牧民の軍事力とオアシス定住民の経済力を基盤に対外遠征を繰り返して中央アジア・イラン・アフガニスタンを征服、ジャライール朝・キプチャク＝ハン国を破ってインド・シリアにも侵入した。1402年にはアンカラの会戦でオスマン＝トルコを撃破、最後は中国・明への遠征を図るもその途上で病死した。また、ティムールは首都サマルカンドの充実を図り征服地から学者・職人・芸術家を移住させ彼らの文化活動を保護した。
巨星堕ちし後
ティムール没後は一族の内紛が絶えず国内の統一が保たれた時期は第3代のシャー＝ルフ（ティムールの第4子）と第7代のアブー＝サイードの治世のみであった。歴代君主が都市の充実を重んじ学問・芸術を推奨したのでティムール文化と呼ばれる宮廷文化が栄えた一方、モンゴル的な尚武の気風が次第に失われて周辺諸国の圧迫を受け、アブー＝サイードの死後帝国はサマルカンドとヘラートの政権に分裂、それぞれ1500年・1507年にウズベク族に滅ぼされた。皇族のバーブルはアフガニスタンに拠って再起を図るもならず、インドに転じて後にムガール帝国を興した。
シナリオ４では…
- 所有都市
- サマルカンド・ニシャプール
- 初期の将軍
- ティムール・バラカト・ウスマーン・ナシュクバンド・アンワール
- 友好国
- 元（友好9）
- 敵対国
- 明・オスマン=トルコ（友好5）
- 文化アイテム
- 医学典範（医術+7)、香水（芸術+5）、アラベスク（工芸+4）、王の書（戦術+7）、攻城塔（武器+5）、アルファルファ（牧畜+10）
- 編成可能兵科
- 蒙古騎兵・狩猟騎兵・突撃騎兵・軽弓騎兵・駱駝兵・攻城塔・軽歩兵・短弓兵