ジャライール朝

イル＝ハン国を継ぐ西アジアのモンゴル王朝

建国の経緯

ジャライール朝は１４世紀中期にイラクで興ったモンゴル系のイスラム王朝。創始者はイル＝ハン国創立時からの有力部族・ジャライール族出身でイル＝ハン国王の女婿を父に持つシャイフ＝ハサン。1335年にイル＝ハン国の直系王統が断絶し無政府状態に陥るとシャイフ＝ハサンはタブリーズに拠って傀儡のハーンを擁立し事態の収拾を図ったが政争に破れてバグダードに撤退。その後1340年に自らハーンを称してジャライール朝を興した。

４代・７１年の興亡史

シャイフの息子で第２代の王スルタン＝ウワイス（在位1356～74）はイラン北西部に進出してタブリーズを奪回、同朝の最大版図を実現した。その息子で第３代のフサイン１世は兄弟間の権力争いに巻き込まれて弟アフマドに殺害された。後継したアフマドは内紛を収拾した後トルコ系の黒羊朝と結んでティムールの侵攻に対抗したが大敗してバグダードを占領・破壊され、ティムール没後は失地回復を目指すも1411年に黒羊朝のカラー＝ユースフと戦い敗死、ジャライール朝は滅亡した。

シナリオ４では…

所有都市: バグダード
初期の将軍: ウワイス・フサイン１世・ウバイド
文化アイテム: 錬金術（工芸+6）、天文学（航海+5）
編成可能兵科: 突撃騎兵・駱駝兵・アサシン・軽歩兵・短弓兵