オゴタイ＝ハン国
帝位失陥のオゴタイ家、執念の逆襲
オゴタイ家の没落とハイドゥ登場
チンギス＝ハーンの三男の家系・オゴタイ家はチンギス没後にオゴタイ・グユクの２代にわたりモンゴル帝国の大ハーンの地位を継承したが、 グユク没後は大ハーン継承をめぐる政争に敗退、さらに大ハーンとなったトゥルイ家のモンケの継承に激しく抵抗したため一門の多くが 処刑され残った者達も所領の細分相続により決定的に弱体化した。 しかしモンケ没後にフビライ・アリクブカの帝位継承戦争が勃発するとオゴタイの孫の一人・ハイドゥは後者に組して頭角をあらわし、 フビライの帝位継承後は彼の反対派であるキプチャク＝ハン国・チャガタイ＝ハン国とタラス河畔の会盟を行い自らの足場を固め、フビライに公然と反抗することとなった。
ハイドゥの乱とオゴタイ家の最期
1271年にハイドゥはイル＝ハン国に惨敗したチャガタイ家のボラクを殺し中央アジアに進出、チャガタイ家の混乱に乗じて10年間で ほぼ同地方を統一しフビライの元朝を脅かす一大遊牧国家を確立、いわゆる「ハイドゥの乱」と呼ばれるモンゴル帝国の長期かつ 決定的な分裂をもたらした。しかしハイドゥの国は「オゴタイ＝ハン国」というよりフビライに反抗する諸勢力の連合体であったため フビライの没後はハイドゥ支持者の多くが元朝に帰順してしまい、劣勢の挽回を図ったハイドゥ自身も1301年に元朝との大会戦で敗れた。 そしてハイドゥ没後に暗愚な息子チャパルの継承をめぐってオゴタイ家はさらに分裂・弱体化した挙句、チャガタイ家のドゥアよって その所領を尽く奪われて滅亡した。
シナリオ２では…
- 所有都市
- エミール
- 初期の将軍
- ハイドゥ・チャパル・シリギ
- 敵対国
- 元（友好4）・イル＝ハン国（友好6）。
- 文化アイテム
- 医学典範（医学+10）、香水（芸術+6）、アラベスク（芸術+4）、攻城塔（武器+5）
- 編成可能兵科
- 蒙古騎兵・狩猟騎兵・軽歩兵・短弓兵