アルマリク

チャガタイ＝ハン国の本拠地

中央アジアにある12～15世紀頃のオアシス都市。現在の新疆ウイグル自治区に位置するも正確な場所は不明。名は「リンゴの城」を意味し、漢語では「阿里馬里城」と書かれる。12～14世紀においてイリ川盆地の中心的存在でしかも天山北路の要衝であったため東西両方の史料にその名が伝えられており耶律楚材や長春真人の旅行記にも紹介された。遊牧民の支配下に置かれることが多かったがイラン方面からの商業力にも影響されて商業都市の性格も帯びていた。

13世紀に当地を支配したカルルク族のテギン＝オザルがモンゴル帝国に臣従したのを機にモンゴルの主要都市となる。その後はチャガタイ＝ハン国の中心地として繁栄したがその没落と運命を共にした。

ほぼ同位置にあったシナリオ１のベラサグンに比べ文化レベルが全体的に向上。しかし年代を追って進歩した様子は無くシナリオ４では逆に戦術文化が大きく低下している。シナリオ２・３では高い文化レベルを持つ大国の属領であり重要性は低い。その代わり文化レベルを交易で上昇させられる利点がある。しかし、シナリオ４ではチャガタイ＝ハン国の唯一の所領であるので、ここでプレイする場合は単独で都市を育てなければならず、その扱いは他のシナリオより気を使うことだろう。基本的な内政の仕方はベラサグンと同様だが、こちらは牧畜文化がやや高いので集中的に牧場を建てれば「牧童の都」を狙うことが可能だ。シナリオ４のチャガタイ＝ハン国でプレイする場合はこれに挑戦したい。

登場	所属	防御	金銭	食糧	兵力	農耕	牧畜	武器	戦術	建築	学術	芸術	医術	工芸
Ｓ３	モンゴル帝国	300	4600	11500	4100	18	41	39	46	23	21	16	17	24
Ｓ２	チャガタイハン国	300	6700	13000	5600	18	41	39	46	23	21	16	17	24
Ｓ４	チャガタイハン国	300	4000	11000	5000	18	41	39	37	23	21	16	17	24

開発スペース: 116ポイント。ベラサグンよりはやや開発スペースが広いが、全域の開発は大変。
特産品: 銅×1、馬×1、駱駝×1。西側に１コマずれていたら翡翠を生産出来たのだが…。