ニシャプール
モンゴルに蹂躙されたペルシアの古都
西アジア・イラン北東部ホラーサーン地方の都市。ササン朝ペルシアの王シャープール１世によって創設され、9〜10世紀に最盛期を迎えた。当時の市街地の大きさは6キロ平方に及び50を超える商店街が存在したといわれる。その後セルジューク朝トルコの首都を経て、12世紀後半にはホラズムの支配下に入るも、チンギス＝ハーンの子トゥルイの攻撃で徹底的な破壊に遭い衰退した。この時には処刑された住民の首を積み重ねたピラミッドが多数作られたといわれる。
現在の市街地は当時の旧市街廃墟の西方に位置する人口3万弱の小都市にすぎない。トルコ玉の産地としても有名で、近くに大詩人オマル＝ハイヤームの墓がある。
最盛期を過ぎた悲しさか、全体的に寂れた印象。ただ、どのシナリオでも高い文化レベルを持つ味方の都市と繋がっているので交易によって文化レベルを上昇させられるのが嬉しい。シナリオ４では戦術レベルが劇的に上昇しているのもポイントが高い。内政についてだが、属領とはいえ最初は前線都市なので軍備強化は怠れない。特に後半のシナリオでは防御度がかなり低いので大至急増築を行うべし。また、開発範囲はかなり広いが都市の南北に砂漠が広がっているので牧場を作れる場所が限られるのにも注意。施設については序盤は牧場と村の建設を優先する。近接する敵都市がなくなったら工芸所を多めに建てて特産品の増産を図ろう。その頃には交易や文化アイテムの獲得で一通りの施設が建てられるようになっているので何らかの都の称号を目指すのも良いだろう。
| 登場 | 所属 | 防御 | 金銭 | 食糧 | 兵力 | 農耕 | 牧畜 | 武器 | 戦術 | 航海 | 建築 | 学術 | 芸術 | 医術 | 工芸 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Ｓ１ | ホラズム | 400 | 6500 | 13000 | 5500 | 23 | 34 | 17 | 16 | 10 | 24 | 16 | 28 | 18 | 38 |
| Ｓ３ | モンゴル帝国 | 400 | 6500 | 13000 | 5500 | 23 | 34 | 17 | 16 | 10 | 24 | 16 | 28 | 18 | 38 |
| Ｓ２ | イル＝ハン国 | 300 | 4800 | 14300 | 5500 | 23 | 37 | 17 | 22 | 12 | 24 | 16 | 28 | 18 | 38 |
| Ｓ４ | ティムール帝国 | 300 | 4800 | 14300 | 5500 | 23 | 37 | 17 | 51 | 12 | 24 | 17 | 31 | 18 | 38 |
- 開発スペース
- 181ポイント。文化レベルは低めでも都の称号を狙える。
- 特産品
- ガラス器×1、馬×2、駱駝×1。工芸文化を上げてガラス器の生産量を増やしたいところだ。