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イル＝ハン国の首都

イラン北西部、アゼルバイジャン地方の中心都市。東西交通の要衝の一つで3世紀にはアルメニア王国の中心地であったがイスラム勢力の征服時には一村落に転落。セルジューク朝時代に商業の小中心地に復興、イル＝ハン国の2代目ハーン・アバカがここを首都と定めて以来アゼルバイジャンの中心として本格的に発展した。その後も黒羊朝・白羊朝・サファヴィー朝初期の首都として繁栄したがオスマン帝国・ロシア帝国との戦争で度々占領された。ロシアに近いためヨーロッパ文化を吸収する地域としても重要であった。町は度重なる戦禍・地震により何度も破壊されたが、なおも現在の市街にはイル＝ハン国の英主・カザン＝ハーン時代の遺跡が残る。

モンゴル軍の本拠の一つのなっただけあって戦術レベルが高い。しかし開発スペースが狭い事と練兵所から得られる金銭収入の少なさを考慮するといきなり軍人の都を目指すのは勧められない。まずは牧場と村を多めにして食糧と兵力の確保を優先しよう。イル＝ハン国でプレイするならすでにバグダードと交易可能なので文化レベルは交易で上げ、文化施設の建設は控えるべし。また街道も既に整備されているが近道が作れるのでユニット移動を容易にするためにも手を打っておくこと。また地震も発生しやすい点にも注意。エリア内は森林が多いので金銭収入と防災対策を兼ねて製材所を多く建てるのも良いだろう。

登場	所属	防御	金銭	食糧	兵力	農耕	牧畜	武器	戦術	航海	建築	学術	芸術	医術	工芸
Ｓ２	イル＝ハン国	500	5800	15700	8000	18	32	34	46	0	29	34	29	27	17

開発スペース: 112ポイント。東西の山脈のせいで労働ユニットの移動が困難。
特産品: 馬×3、木材×1。質的には今一つだが交易品の主力となる馬に関してはまず品薄にならない。