開封

中原の中心地域にして宋王朝の最初の首都

中国河南省北部の都市。黄河に近く交通至便で、春秋戦国時代からすでに華北の政治・経済・文化の中心都市の一つとして栄え、戦国時代には大梁と呼ばれ戦国七雄の一国・魏の首都となった。隋王朝の時代に大運河が開通してから物流拠点として重要度がさらに増し、五代十国時代にはの後唐以外の4王朝の首都となり、宋建国後は同国の首都として東京開封府と呼ばれ、民間レベルでの繁栄は唐の長安を遥かに凌ぎその有様は北宋末期の書物に詳しく記された。1126年に金に攻略され(靖康の変)、1214年にはモンゴルの圧迫を受けた同国の首都となるも、1233年にモンゴル帝国の包囲に遭い100万に及ぶ餓死者を出した末陥落した。その後も河南の中心的存在であり続けたが1954年に鄭州に河南の省都を譲った。


元々は宋の首都だったはずだが、北宋末期の混乱で衰退したせいか文化度は意外と低め。開発スペースは広いので単独で開発しても都の称号は狙えるが、交易を駆使して他都市の高い文化を吸収した方が文化アップには効率がいい。武器文化の高い燕京や全体的に高い文化を誇る臨安との交易は金銭・文化両面で有益だ。序盤から港以外の全施設が建設可能であるが、まずは黄河に沿って田畑を作り他には村を多めにして強兵策を採るといい。華北は田畑からの収入が少なめなので田畑は多めに作っておく事。複数の都市を所有するようになったら交易や施設建設で金銭の充実を図ろう。やり方次第では臨安以上の文化都市になりうるだろう。北宋の繁栄を今一度再現させたい。


登場 所属 防御 金銭 食糧 兵力 農耕 牧畜 武器 戦術 航海 建築 学術 芸術 医術 工芸
S1 500 6500 14000 6500 43 23 47 23 0 43 34 36 35 30
S3 500 6700 14000 6300 43 23 47 23 0 43 34 36 35 30
開発スペース
183ポイント。平地が多く街道が整備されているので開発はスムーズに進むはず。
特産品
絹織物×2、陶磁器×1、馬×3。交易の利益は抜群で品薄とも無縁。さすが華北の中心!