臨安
宋朝の「臨時の都」はアジア最大級の商業都市
中国南東部・浙江省の省都・杭州のことで、１１２９年に南宋が金の追撃を避け首都をこの地に定め「臨安府」と改称した。大運河の南の終点で隋の時代から水陸交通の要衝・対外貿易港として繁栄しかつ江南の穀倉地帯における経済的中心であり、南宋の首都となると発展に拍車がかかりアジア最大の商業都市となった。運河が発達し騎馬隊の攻撃を避けるにも好都合な反面元の大都に比べ面積は遥かに狭かったが水運と商業組織の発達で物資の需要が尽く満たされた為、南宋の代で人口は郊外を含めて１５０万に達した。宋人はあくまで臨時の都として「行在」と呼んでいる。元朝による征服の後も華南の中心であり続け、マルコ＝ポーロも「キンザイ」の名で詳細な記録と共にその繁栄ぶりを賞賛。元末の動乱で荒廃し明朝後期に復興したが、１９世紀末に工業都市・上海の台頭で華南の中心の地位を失った。
華南の中心的存在で、文句なしの世界レベルの都市。エリアこそやや狭いが序盤から牧畜・戦術以外の文化度が高い為容易に複数の都の称号を得られる。物量面でも充実しており、後半のシナリオではモンゴルに対する危機感からか防御力が上がっているのも心強い。防御戦でも投石機が使える為有利に戦える。序盤の内政ではまず穀倉・学問の都を目指そう。長江沿いに田畑を作るのは言うまでも無い。大学以外では村と武器工房の建設を優先したい。戦術レベルの低さを補う為にも軍隊の質を上げておく必要があるからだ。開発地域は広くないので計画的な施設建設が望ましい。また、泉州との交易で航海文化度を上げた後は積極的に海戦を行い水の都にしよう。
| 登場 | 所属 | 防御 | 金銭 | 食糧 | 兵力 | 農耕 | 牧畜 | 武器 | 戦術 | 航海 | 建築 | 学術 | 芸術 | 医術 | 工芸 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Ｓ１ | 南宋 | 600 | 8000 | 20000 | 9000 | 93 | 27 | 66 | 25 | 72 | 60 | 88 | 43 | 51 | 44 |
| Ｓ３ | 南宋 | 600 | 8500 | 21000 | 9000 | 93 | 27 | 66 | 25 | 72 | 60 | 88 | 43 | 51 | 44 |
| Ｓ２ | 南宋 | 700 | 8000 | 20000 | 9000 | 94 | 27 | 69 | 27 | 72 | 62 | 89 | 44 | 59 | 44 |
- 開発スペース
- 81ポイント。忠実に狭い都のイメージを再現（？）している。
- 特産品
- 青磁器×1、陶磁器×2、茶×1、馬×1。質・種類に恵まれ最初から交易可能、羨ましい限り。