ラサ

モンゴルも崇拝したラマ教の聖都

チベットの中央部・標高3630mに位置し「神聖な土地」を意味する。１年を通じ晴天が多い事から「日光の町」とも呼ばれる。7世紀前半にチベットを統一したソンツェン＝ガンポによりチベット（吐蕃）の首都と定められ、641年には盟約を結んだ唐から皇女が降嫁しこの時にポタラに宮城が建設された。9世紀のチベット分裂に伴い政治的に衰退したが17世紀中期にダライ＝ラマ5世がソンツェン＝ガンポの宮城跡に現在のポタラ宮殿を建設して以来ラマ経の中心地となった。17世紀末よりオイラート・シュンガル部の攻撃をうけ後に清朝のチベット支配の拠点となり、中華人民共和国成立後はその自治区に属している。

山岳に囲まれ森林が多くユニットの移動はきわめて困難。施設の建設にも時間がかかる。過去のシリーズではこうした地形が敵の攻撃を阻んでいたが今作ではそんな地形効果も期待できない。文化レベルも全体的に低調でプレイヤー泣かせな都市といえよう。吐蕃やチベットの新君主以外でプレイするならあまり思い入れがもてないかも。吐蕃でプレイする場合、施設建設のスペースを有効利用すればなんとか牧畜または学術文化を３桁にする事ができるはず。食糧収入をある程度確保した上で学問の都をめざすのがいいだろう。また、ＰＵＫ版であれば山岳を利用し効果的に防壁を設置して完全に敵の軍隊をシャットアウトできる。街道を整備するのはこちらの戦力が整ってからでいいだろう。

登場	所属	防御	金銭	食糧	兵力	農耕	牧畜	武器	戦術	建築	学術	芸術	医術	工芸
Ｓ１	吐蕃	300	4500	10000	5000	13	37	12	18	26	37	13	17	23
Ｓ３	吐蕃	300	4500	10000	5000	13	37	12	18	26	37	13	17	23
Ｓ２	吐蕃	400	4500	12000	5000	14	37	13	19	27	39	13	17	25
Ｓ４	吐蕃	400	4800	12000	5000	13	37	15	19	27	40	20	17	26

開発スペース: 114ポイント。山岳地帯に囲まれた割にはスペースが多い。
特産品: 毛皮×2。種類が少ないのが残念。