襄陽

中国の南北抗争における一大拠点

中国・湖北省北部の大都市で、漢の時代に県が設置されて以来華北と漢水（揚子江の支流）中流の接点として重要視され、三国時代・南北朝時代には各勢力の角逐の場となり南宋もまた北方の金・モンゴルに対する最前線基地として重視、元朝対南宋の最大の焦点となった。名将孟きょう・呂文煥が守る襄陽は漢水対岸の樊城との水陸連携もあってモンゴル軍を長く苦しめたが、元朝のフビライによる大規模な長期包囲や新兵器・回回砲による攻撃に屈して攻略された。現在は樊城と合わせ襄樊市となり、同市の政治・軍事の中心となっている。

唯一登場するシナリオ２において史実同様に元・南宋の攻防の拠点となる事が多い。地形的なメリットは無いが守備する南宋側としては最初から兵力も多く投石機が使えるので十分防衛に耐えうる。しかし特産品に馬が無いため騎兵が編成できず、本格的な攻防となれば樊城ならぬ臨安からの騎兵の援軍が欲しいところである。文化は中レベルだが、水運が良いためのか内陸都市にしては航海文化度がかなり高い。元との戦いが一段落するまでは内政は強兵策をとり、増築・村建設を重視する。支配地域の北と南に河川が通っているので田畑作りにも適しているが戦場になりやすい北側の開発は後回しにしよう。他の文化レベルは交易で向上させ、周囲が安全になったら工芸所を多めにして特産品の増産を図るといい。

登場	所属	防御	金銭	食糧	兵力	農耕	牧畜	武器	戦術	航海	建築	学術	芸術	医術	工芸
Ｓ２	南宋	500	5500	15000	8500	49	23	43	37	37	51	31	22	35	32

開発スペース: 159ポイント。河川にスペースを取られがち。
特産品: 絹織物×1、陶磁器×1。質的には文句無しだが馬を産しないのは軍事面でマイナス。